マックス・スティールのレビュー・感想・評価
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Steel now, go turbo! お金をかけたB級ヒーロー映画
本作の公開が2016年。う~ん、もう10年前の2006年にやってたら良かったかなっと。ヒーロー映画が氾濫している昨今で大したひねりのないベタベタな作品やられても。しかもこの期に及んで2002年のスパイダーマン真似るとか。作ってる人のセンスも10年前で止まってそう。
主人公マックスを演じるベン・ウィンチェルさんが歳を取りすぎてと全く高校生に見えない。検索してみると公開当時22歳。いやー、白人は成長が早いから16歳の役を22歳がやるのは厳しいでしょう。童顔な人を選ぶ訳でもなかったみたいですしね。もう少しキャスティングどうにかならなかったのでしょうか?
元ネタの玩具がどんなんなのか知らないのですが、マックススティールの見た目がイマイチパッとしないのもマイナスポイントなんですよね。で、スゴい必殺技があるわけでもないとか。オモチャを売る為の映画ならもっと振り切ってガンガン必殺技使うとかしないと子供の記憶に残らないのでは?
とりあえず映像はキレイでした。後、アンディ・ガルシアを久しぶりに見ました。でも、色々とそれでいいのだろうか?と思える作品でした。
ちょっと複雑な内容
今まで観たことない部類の斬新なSF映画でした。
エイリアン・・襲うのかと思いきやイイ奴で良いキャラだったので、話自体は複雑で理解に苦しむところもありましたが、割と楽しめました(*^□^)
映像はさすがキレイ!!
あれ?ドラゴンボールを想起させる場面が3つも!
※ネタバレ前提で書いていきます。ご注意を!
この映画はアメリカに籍を置く世界最大規模のおもちゃメーカー
マテル社のアクションフィギュア「マックス・スティール」を
実写映画化したものだ。
同社はバービー人形やUNOなどでおなじみ。
タカラトミーのトランスフォーマー、米国ハズブロ社の
G.I.ジョーに次ぐ3番目のフィギュア実写化と言われている。
監督はスチュワート・ヘンドラー。
スプラッター・ナイト 新・血塗られた女子寮、
ヘイロー4 フォワード・オントゥ・ドーンの監督だ。
うん。全く知らない。
この手のマイナー映画の場合はいつもそうだが、情報が全然ない。
各映画サイトを見ても写真ひとつ載っていないのだ。
ちなみに、同監督の過去2作品は
どの映画サイトの評価を見ても2点台だった
(マックス・スティールも2点台をつけているサイトが多い)。
これから伸びる?監督なのだろうか。
主演はベン・ウィンチェル。
こちらも情報なし。
ヒロインのアナ・ビジャファーニェも
特筆すべきことが載っていない。
有名ではない俳優が多いのかと思いきや、
1人とてつもなく有名な出演者がいるのだ。
それがアンディ・ガルシア。
キューバ系アメリカ人で、1987年の「アンタッチャブル」で
一躍注目されるようになった。
ゴッドファーザー、ブラック・レイン、オーシャンズシリーズと
出演作を挙げたらきりがない。
そんな大物俳優がなぜか出演している。
アンディ・ガルシアは尊敬する俳優である
ピーター・ユスティノフに習って、
出演する映画を慎重に選ぶらしい。
今回何が決め手になって出演したのか是非とも聞いて見たい。
どうやらこの映画は子供向けに制作されたらしい。
単純で分かりやすくカッコいい描写であればよしという
考え方なのだと思う。
確かに主人公がパルクールのように
廃ビルを飛び回るシーンはシビれるし、
マックスとスティールが融合した姿はカッコいい!
それに話の構成はシンプルそのもの。
突然不思議な力を手にした主人公マックスが、
地球外生命体のスティールと出会い、悪い奴をやっつける。
それが父親の仇だったというオチは、
なんども焼き直されたコテコテの王道ストーリーだ。
まさに子供が興味を惹かれる展開だろう。
それにしたって、分かりやすさを追求するために、
ツッコミどころを残したままにしていいのだろうか。
例えば、主人公は突然覚醒した力に戸惑いながらも、
使い方を熟知している点は見ていて疑問に思った。
父親の仇マイルズとのバトルで、主人公が使ったステルスモード。
水面に映るというデメリットがあるものの、
相手は目視できなくなる。
かなり有利にバトルを進められるはずだが、
一度見破られただけで使うのをやめてしまったのも
解せない感じがした。
そもそも父親は宇宙人なのか?
なぜ人の姿をしているのか?
なぜ地球に来て、母親モリーと出会ったのか??など、
根本的に謎なままのところが多い。
そして一番気になったのがドラゴンボールを彷彿とさせる描写だ。
3つある。
1つはスティールのデザインだ。
ドラゴンボールGTに出てくるギルに似ている。
ギルのように食べたメカの性能を取り込むことはできないが、
似ているのだ。目の表現や手足の生え方などが。
2つ目は相手のエネルギーを吸収するところ。
ドラゴンボールでは、人造人間19号と20号が手のひらの
中央にある赤いレンズ状の装置から相手のエネルギーを吸収した。
マックス・スティールでは、
もっと仰々しいメカを手に持ち、
そこからエネルギーを吸収していた。
ドラゴンボールほどに科学は発展していないらしい。
そして3つ目はエネルギーの吸収量に限界があることだ。
ドラゴンボールの魔人ブー編で登場したヤコンをご存知だろうか?
光を食べ自分のエネルギーにしてしまうという
異食のキャラクターだ。
作中では超サイヤ人に変身した孫悟空の光を食べるのだが、
悟空が気を込めることにより、
自分の許容値を超える光を強制的に吸収させられ爆発してしまう。
今回マックス・スティールで全く同じことが起きた。
マックスが雄叫びとともに力を込めるのだ。
結果、マックスから大量のエネルギーが放出され、
それを吸収していたマイルズはエネルギーの許容値をオーバーし
爆発する。まさにドラゴンボールと一致する。
私はこの映画を通してデジャブを体験した。
散々文句を述べてきたが、
楽しいか楽しくないかの二択を迫られたら「楽しい」を選ぶ。
かなり普通に近い「楽しい」だが。
ティーン向けなのでスリルとかはない。
ハラハラドキドキ迫力満点の映画が見たいなら
マーベル映画でも見たほうがいいだろう。
ハリポタシリーズもオススメだ。
私が思うこの映画を見るタイミングは、
「子供と一緒に映画を見る」
「マーベル映画が貸出中だった」
「本命を借りたついでにもう一本見たい」
そんな時に借りるといい。暇つぶしにはなるから。
最後に、映画の元となったアクションフィギュアを
アマゾン・楽天他ネット検索で探してみた。
が、フィギュアはどこにも売っていなかった。
出てくるのはマーベルシリーズばかり。
最後の最後にフラストレーションが残ってしまった。
こりゃひどい
主役のマックスが馬鹿なら相棒のスティールも馬鹿
二人のやり取りを楽しんで欲しいのでしょうが、イライラするだけです
マックススティールというアクションフィギュアをいかにカッコ良く見せるかは大事なはずのに、変身?してもすぐに解除されたりしなかったり
でクライマックスに変身!しかしラスボスが強いので逃げる、ステルス状態で攻撃
勝てない、なんやかんやで味方になってた会社の人がかわりに殺される
覚悟を決めて戦う、基本殴る
これは技なのかなマックスの体から出てくるタキオン?を過剰に吸収させて殺す?
カッコいい必殺技は無いのかな
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