きみの声をとどけたいのレビュー・感想・評価
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普通なようで独特で不思議な世界観
序盤、コトダマの力で言ったとおりの天気になるような描写がありました。たまには偶然そうゆうことがあったのか、いつもなのか、いずれにしても主人公なぎさは変わった人ですね。
絵は電車の外見だけは立体的な描写で驚きました。
みんなで歌うシーンが意外に良くて感動的でした。
さすがコトダマに言及する作品だけあって言葉選びがすばらしい。
ラスト、アレがみんなにも見えたということは、なぎさが言うと何でもその通りになり世界をも動かすのか、それとも今作自体が誰かの夢か幻なのか、普通なようで独特で不思議な世界観でした。
【”言霊の力”閉鎖していた喫茶店アクアマリンから届けられる女子高生たちが復活させたミニFMから流れる声が起こした奇跡を描いた作品。】
◆感想
・今作に登場する、なぎさを始めとした彼女の同級生達が、経営していた若夫婦が交通事故に遭った事で閉鎖していた喫茶店アクアマリンに集い、若夫婦の娘シオンと共に、長年寝たきりになっていたシオンの母に向けて、又彼女達が大切な人を思いラジオを通じて「声」を届ける様が爽やかに描かれている。
・その中では彼女達の様々な確執もキチンと描かれている点も良い。
・そして、喫茶店が取り壊されることになった時に、なぎさ達が起こした行動。
<そこで、届けられたなぎさ達の声が起こした奇跡。
最初は漫画のアニメーション映画化と思って観ていたら、今作はオリジナルアニメであり、且つ声優さん達もオーディションで選ばれたと資料に有り、二重に驚いた作品である。>
その思いに感動する
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なぎさ・かえでらは幼馴染で同じ高校のラクロス部。
なぎさは雨宿りの時にある喫茶店の跡地に入った。
そこは昔、紫音の母が経営し、ミニFMを放送していた場所だった。
紫音の母は植物人間みたいになっていた。
なぎさは、この放送を再開して聞かせれば目が覚めるかも知れないと言った。
そして6人ほどメンバーが集まり、夏休みの間だけ放送を始める。
なぎさらの幼馴染で大金持ちの夕は別の高校に行き、何となく壁があった。
上記喫茶店跡は夕の祖父の会社が買い取り、マンションが建つ予定だった。
ただ夕の口利きで夏休みが終わるまでは放送を続けて良くなる。
こうして夕は他の幼馴染たちと心の交流を取り戻していった。
しかし母の目覚める気配がないため紫音がやめると言い出し、終了。
こうして夏休み最終日、母と共に別の地へ移るため紫音は車に乗っていた。
そこにラジオが流れた。なぎさらがその日限り公開放送をしていたのだった。
紫音の母時代からのファンたち数十人も参加していた。
・・・こうして紫音の母は目を覚ました。
なぎさは卒業後、東京でプロのDJとして活動を続けて行く。
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劇場で見た。
最後は誰でもわかるお約束的な終わり方なんだが、
だからこそラストで変に時間を使わず駆け足だったのが良かった。
登場人物みんないい人という、ある意味珍しい作品。
でもそれぞれに短所もあり、人間らしい思いが強くて涙涙だった。
主人公のなぎさより、努力家ゆえ苦労も敵も多い夕、そこと張り合うかえで、
子供時代のトラウマから感情を封印してる紫音・・・に感情移入してまうなあ。
舞台は明らかに江ノ電沿線で、どう見ても江ノ島な島が何度も出て来る。
でも似たような名前の別の地域として描かれてた。何で?(場)
全編通して言霊がテーマだった。湘南で言霊と言えば「愛の言霊」を思い出す(場)
タイトルもいいよね。特に一度見た後は、タイトルだけでうるっと来るわ。
ミニFM局なら開局出来る♥
ノクターン No2
四季 春 第1楽章
クラシックの曲ならかけられる♥
『Blue Note』の『Cool Struttin』がある。しかし、それはかけられまい。
SNSの時代ゆえ、こんな事やる人出てこないかなぁ。
鎌倉?尾道?小樽?京都?
日の出電鉄?
銚子電鉄も入っていたらなぁ。
最後の曲が、合唱でハモっていればなぁ。
変なファンタジーよりも良いですわ♥
アクアマリン
2022年12月31日
映画 #きみの声をとどけたい (2017年)鑑賞
メインキャラクターのうち6人の声優はオーディションの合格者で今作が本格的な声優デビュー作
主題歌も6人によるユニット「NOW ON AIR」が担当
乙葉役の #鈴木陽斗実 さんは2022年12月18日に26歳の若さで癌で亡くなったとのことです
ファンタジー演出は蛇足?
最後が少しファンタジーになってしまったのは残念。
気持ちを込めた声は届くとリアルな演出の中で表現してくれた方が、より夢があって素敵なのにな。
でもとても素敵な感動できる映画でした
分かりやすく面白い青春劇
約90分で見やすく、難しい話でもないので万人向けのアニメ映画。メインキャラは新人声優中心だが特に気になることもなかった。
数人の学生達が何かに打ち込んでいる姿は見てて微笑ましくて、何より青春しているって感じが出ていて感動できるポイントも何箇所かあった。
残念なところとしてはキャラの掘り下げをもう少ししてほしかった。90分しかない上にメインキャラは7人と多い。正直なところ、「このキャラ要らなくね?」と思ってしまうことが多々あった。
良心のリレー
FM放送スタジオ再開
を通じて知り合った少女達の
ひと夏の出来事。
海沿いの町で
暮らす人々との
心の交流が心地いいです。
年齢関係なく地域が
つながっているのが
いいなと思います。
とくに電気屋のオヤジさん
いい。
やさしさが
画面に溢れていて
作中流れる楽曲の
メロディーが
稚拙でなくセンスいい
すごく気持ちいい
キャラクターの声も
はまってる。
キャラクターものの
オタクアニメかなと
画風だけみて
一瞬おもったのですが、
声優も音楽もストーリーも
全部いい。
思わず
極上の時間が
ここにありました。
度々ある
病室の窓から見える
海のきらめきとラジオの
シーンが美しい。
おすすめ
言霊わたしも信じてます
気になっていたのですが劇場で観る機会を逃してしまい自宅での鑑賞になってしまいました
湘南の風景に昔から続く地域の人達ならで、このシュチュエーションも有りなのではないかと感じました
悪い言葉はそのまま自分に返ってくる その逆も然りだと実際に考えていたのでこの作品をみて感銘を受けました
この作品から沸き立つ空気を何故劇場で観なかったのかと残念でなりません こんな良い作品なのに騒がれなかったのは何故かと疑問に思いました
素敵な作品でしたね ありがとう。
レコードだぁ!音楽室で見たことある~
レコードもカセットテープも知らない世代の女子高生たち。ジェネレーションギャップをちょっと感じて、湘南で“言霊(ことだま)”といえばサザンだろ!などと、クラシックを中心にしたレコードをかける、ゆるそうなストーリーをつまらなければ途中でやめるつもりで観ていた・・・しかし!
乙葉ちゃんが登場してから音楽が今風になり、がぜんストーリーを彩り始めたのです。キャラ的にも推しは乙葉ちゃん。ミニFM局であっても電波に乗せるんだから著作権使用料を払わなければ・・・と、つい学生時代を思い出した。あぁ、じゃ、全部オリジナル曲でいけばいいじゃん!と、突っ込もうと思ってたところにアーティスト乙葉ちゃんの登場となったのだ。やるじゃん、藍色仮面。
ラジオ放送を続けてみようというきっかけとなったのは、主人公なぎさが紫音という少女に出会ったこと。彼女の母・朱音が元喫茶店のDJであり、事故により意識不明のまま12年間寝たきりだったのだ。言霊の存在を信じるなぎさが声を届けようと仲間たちとミニFMの番組を続けるストーリー。だけど、喫茶店は解体されコンビニになる運命・・・
とにかく歌がいい。元気をもらえるような音楽。これでキャラデザが良ければ文句なしのところだったけど、どの女の子も皆昭和顔。口を閉じれば全員アヒル口になるというのも魅力を感じられないところだ。出来れば実写化してもらいたい!お願いします。ラクロスじゃなくてもいいから。
もう少しキャラを掘り下げるべきかも
全体的に退屈な印象を受ける映画だった。
前半のうちは、ストーリーの流れがわからないため、それなりに集中してみられる。しかし、主人公の友人たちがラジオ局に集まる場面でおおよそのプロットはわかってしまう。この時点で、ストーリーで魅せることは意図していないとわかる。
恐らく、この映画がもっとも売りにしたい部分はキャラクターの心情や関係性なのだと思う。それは、作品全体のテーマが言葉が持つ力(コトダマ)であり、ストーリーの柱が「紫音と母親」と「かえでと夕の関係性」である点から読み取れる。
だが、そのわりには登場人物の感情がほとんど伝わって来ない。主人公の優しさは祖母との会話のみに基づく薄弱なものだし、かえでが夕と仲直りできた理由も今一つ釈然としない。かえでが夕を嫌う理由は単純なやっかみではなかったのか。それが相手の苦労を知るだけでひっくり返るようには思えない。
全体を通してライトな雰囲気を醸しつつ展開するが、もう少し重みをつけてみても良かったのかもしれない。
歌うめえ(笑)
最初は例によって?ゆるいぬるいグダグダ青春ものかと思ったが、かなりしっかりしたストーリーだった。
オーディションで選ばれた新人声優ばかりということだが(三森すずこは違うけど)歌うめえ、ばかみたいに。合唱でもしてたのかな、演技より歌唱力で選んだだろ、多分
主人公のコの演技はひどかったし。
言霊、などと言って不思議ちゃんか、しかし積極性もある。
最初は幼なじみ四人の話かと思ったけど、わらわらと増えていき、七人。ちょっと、多いですね、この長さでは。
野武士に襲われる村を守る侍じゃないんだから(笑)
それぞれそれなりに個性出してたけど、時間が足りないというか。特にオレッ娘のかえでちゃん(オレって…)とお嬢様ゆうちゃんの確執はもっと描いたほうがよい気がしましたよ?
少なくともアニメオタク向けってことはないと思う。若いがゆえの苦悩とか、仲良しだったからこその対立とか、不幸な出来事で心閉ざしてしまってた少女とかかなりいろいろ詰め込まれた、ちゃんとしたドラマ。
ただ最後はちょっと
うーん…うまくいきすぎ?
それにしても、こういう美少女ばかりの青春ものはなんでいつも湘南とか鎌倉とか神奈川ばかりなんだ。
キャラクターが柔らかい
真面目なドラマでアニメーションに偏見がない限り、広い年齢で楽しめると思う。(ラジオ放送が解らない人は除く)
海辺の町と小さな商店街、高校生たちが知らなかったラジオと地域の繋がりや、放送法による著作権の話まで、興味深い。
主人公なぎさの言霊の話は、ファンタジーとしてはフワフワして、奇跡を起こす説得力は無いけれど、ラジオ放送の為に集まった7人の繋がりは過剰な演出がなく涙を流す程の感動は起きないが、誰しもが悩み通る道を瑞々しく描いていて応援したくなる。
新人声優六人をオーディションして使ってるのにもちょっと驚いた。
ミニFMの良さを活かしたアニメ作品
当初、「NHKのアニメか?」と思わせる作風で興味はあまりなかったが、物語が進むにつれて作品の魅力にハマって行く本作である。
主人公のなぎさが(無茶振り満載だが)閉店している喫茶店兼ミニFM局を見つけて、そこから展開していく物語。
都会の方にはあまりミニFM局は馴染みがないと思うが、今では過疎化している田舎では地域活性化の為に様々な所に腐るほど存在する。
地域活性化の為に地元の為、地域密着してFMを流しているか?と言われれば、いささか「勘違いしてんじゃね?」的なパーソナリティや番組もある訳で、それを考えると超個人的な経緯とはいえ、女子高生達が運営して行く姿、それを見守る地域の方々の姿は感銘を受ける所もあるし、今運営している地域ミニFM局に足りない物では無いだろうか?とも思えたりする。
実際の所、実写版で観たかったのが正直な所。
純情かつ設定は狭いと思いますが、その範囲でのこの出来は素晴らしいと思いました。
良作だと思いますよ。オタク向けアニメと思わず是非どうぞ。
普通のオタク向けアニメでした
嫌いじゃないけど、そんなつもりで観に来てなかったので星低め。
よっぽど大人気になってる作品を除いて、ちゃんと作品は予告編とレビューの人たちの分野を確認した方がいいですね
・出だしの挿入歌が微妙でした。
・登場人物多すぎ感があります。
・新人声優の売り出し作品な気がしてなりませんでした。
清らかで純粋な良作
とても清らかで純粋な映画だな、との印象を受けました。言霊というキーワードをベースにして人間が持つ善性にフォーカスし、丁寧に描いているため説得力を感じました。実際、なぎさが紫音を引っ張りFMラジオをはじめるシーンやクライマックスでは思わずジーンとして涙しました。何より、薄っぺらくない。
ほわんとした絵柄も内容に合っていました。湘南の青い空と海、夏の匂いが漂う鮮やかな風景も素敵でした。
また、夏になったらあの海辺の街で彼女たちに会いたい、またラジオやってほしいと思わせられるくらい引き込まれました。
登場人物が結構多く、かえでと夕のエピソードが語られるなど群像劇の要素も強かったですが、なぎさと紫音の話であり、特に紫音の変化が心打たれました。
紫音は、意識不明が長く続く母親だけでなく、転校も多いなど、かなり孤独な環境にありました。そのような中で、おせっかいななぎさと関わることは、はじめは戸惑ったでしょうが、紫音にとってかけがえのない体験になったと思います。友人ができて、その友だちと一緒に目標に向かってともに頑張る体験は、楽しいだけでなくとても充実した経験となったでしょう。そんな紫音が経験した時間を想像するだけで胸がいっぱいになりますね。
丁寧な内容なので、エンディングをもっと現実寄りにしても感動は薄れなかったと思います。さすがに紫音の母親が意識を取り戻すのはご都合主義だなぁ〜と感じてしまいます。紫音の手を握るくらいまでにして、後はぼやかして観客の想像に任せた方が深みが出ると思いました。
音楽映画としても秀逸で、劇中歌Wishes Come True は名曲!乙葉のキャラが生きてますね。音楽には期待していなかったため、嬉しい誤算。エンディング曲はやや好みではなかったですが、感じは良いです。
音楽についてはひとつだけ文句があります。iTunesでWishes〜を購入しようとしたら、バラ売りされていない!サントラ買わないと聴けないとは、iTunesで売る意味なさ過ぎです。この映画において唯一残念に感じたことでした。
とてもさわやかないい作品。
前から気になってはいたものの、チケットを買うギリギリまで『打ち上げ花火〜』とどっちを見るか迷ったが、予想以上にいい作品だった!
「言葉には力があるんだよ。ことだまが宿っているんだよ。強く願ったことは、いつか現実になるんだよ。」
この話を通して流れるテーマだ。主人公の透き通るような声とひたむきでまっすぐな性格に心を動かされる。
主人公の女の子は涙もろい。でも、その涙は自分のための涙ではない。人の喜びに泣き、人の悲しみに泣く。そういう優しい涙だと思った。
主人公がこれだけ前向きにいろいろなことをやってのけられるのは、ひとえに、言葉の力を信じているからなのだろう。とてもいい作品に出会った。
おばあちゃんの声優が野沢雅子だったのには、ちょっと笑ってしまった。
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