「物足りないかな」エルネスト META坊さんの映画レビュー(感想・評価)
物足りないかな
日本人監督による日本とキューバの合作だが、日本語が出てきたのは冒頭のチェ・ゲバラが広島を訪れたところだけで、その後の会話は全てスペイン語(ラジオからは英語の放送が流れていたが)。
もちろん主演のオダギリジョーのセリフも全てスペイン語だったわけだが、実に流暢で(たぶん)感心しました。
20代前半の医学生を演じたオダギリジョーは既に40歳過ぎ。
しかし、これがまた不思議なくらいに馴染んでいて、まるで違和感を感じさせないから大したものだ。
淡々と進んでいく物語と、ラストがあまりにも呆気ないところに不満は残るが、いろいろと考えさせられる作品だ。
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