劇場公開日 2017年5月13日

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「赤い」映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ まこべえさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5赤い

2020年4月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

だめだめな東京での暮らしの中で、たくさんの死と別れがあるけれど、一つの出会いがあって救われる。池松壮亮の、アップダウンする演技がよかった。闇のある役を演じる役者としては、今第一人者ではないか。
その相手の美香(石橋静河)も、慎二(池松)との出会いの中で同じように死と別れがあり、ラストは癒やされる。
脇を固める俳優陣もすばらしい。田中哲司が良いスパイスを効かせていて、印象に残った。
でも後半がなければもはや救いようのないだけの話。救いようがなさ過ぎて、ぎりぎりの線でした。これ以上しんどかったら、最後まで観なかったかも。

なお、タイトルに謳っている青色よりも、赤のほうが目立つ映像でした。

まこべえ