「橋本環奈さんがよかった。映画見ながら「おっふ」と何度も言ってしまった。」斉木楠雄のΨ難 Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
橋本環奈さんがよかった。映画見ながら「おっふ」と何度も言ってしまった。
原作読んでいるけど、原作は1話完結のギャグマンガ。
原作のいろいろある話やギャグを多少設定を変えながらうまく学校行事の文化祭の中でまとめていた。
だけど、いろいろな話の寄せ集めなので、ストーリー的なものが弱くなってしまっていたのが残念かな?
ギャグは原作のものがほとんどで、福田監督のオリジナルのものはあまり入っていなかった。
福田監督の映画によく出ている二人、ムロツヨシさんは主人公の斉木との絡みはないし、佐藤二朗さんもちょっと顔を見せた程度だった。
福田監督だから、そこそこ面白くてはずしてはいないけど、前作の『銀魂』みたいに作品に入れ込んで作っている感じではなかった。
今回は橋本環奈さん頼みで、主役といってもいいくらいだった。
正直映画見ながら「おっふ」と何度も言ってしまった。
『銀魂』の神楽もよかったけど、この映画の照橋心美の方がいい。
容姿に自信がありすぎて、ものすごい空振りを繰り返してもまったくめげないキャラなんだけど、役にピッタリだった。
この作品の照橋心美はものすごくデフォルメされたマンガのキャラなんだけど、橋本環奈さんのようなアイドル的な人は通常もこれでいいと思った。
アイドルは本来いろいろなテクニックや方法を使って、ファンからなるべくたくさんの「おっふ」をとるのが仕事だと思う。
天然が一番最強だけれど、そうでないならわざとでもいい。
わざとらしくても、見てるは方はちゃんと仕事していてえらいと思うだけで別になんとも思わない。
ネタとして使ってもいいし、どうにでも逃げられる。
この作品では主にネタとして使っているけど、橋本環奈さんが演じることによって、すごく考えさせられて、なおかつ好ましい感じになっていた。
橋本環奈さんは顔はきれいなんだけど、声が特徴的で、背が低くてちんちくりんな感じがするので、よけいなお世話だけれど、普通の若い女優さんがよくやる少女マンガ原作の恋愛物よりも、福田組の映画みたいなコメディーやっている方が合っているような気がした。