「一部マニアだけ!喜劇が悲劇に~劣悪実写化の典型~」斉木楠雄のΨ難 PAPASさんの映画レビュー(感想・評価)
一部マニアだけ!喜劇が悲劇に~劣悪実写化の典型~
by PAPAS
「斉木楠雄のΨ難」8点。
「アニメ」のファンなら面白いのでしょうが、馴染みのない者にとってはあのキャラクターたちはどうしょうもありません。
白紙のままこの作品を観て、何を感じ・何を思うでしょうか。
評価をされてる方は、圧倒的(?)多数の真っ白なまま観る者のレベルになって評価をお願いします。
ならば観なければ?私は観ます!
映画が大好きだから、可能な限り全ての作品を観たいのです。
また評価するにも観ないと話になりません。
どんな作品でも観ます!
この作品の「ストーリー」が見当たりません。途中のシーンを順番を変えても同じでは。ただ種明かしの部分だけを後にすれば。当然展開に驚くことも・感動することもありません。そういうものは不要ですか?求めてはいないのですか?
「Ψ」や「中二病」なるものも初めて知りました。多くの人が知っているのでしょうか?
「笑い」が一度も起こりませんでした。広い映画館の中で。
それぞれのそもそもの意味すら分からない「ギャグ(?)」や、
「普通とは違う・不自然な」格好・言葉・行動は「奇異」に映るだけです。
敢えて「無理」に「大げさ」にするんですね。
「おバカな・ナンセンスさ」を狙っているんですね。
どれも「上っ面」な笑いにしか感じ得ません。
「喜劇」とはこれだけでは成り立たないのでは。これらも必要でしょうが。
その基本・前提に「ストーリー」と「演技力」が必要では。
ストーリーの欠如だけでなく、このキャストたちは演技をしているのでしょうか。
ただ「普通とは違う・不自然な」「奇異な」「無理な」恰好・言葉・行動を「大げさ」にしているだけにしか見えません。
「本当の意味での・苦労して得た」演技をしているのでしょうか。これではお腹の底から笑えません。
「笑いのない喜劇は悲劇です!」。
「上っ面な笑い」ばかりを求めていくと…。
「銀魂」と、監督(ということはスッタフも同じ)をはじめ、多くのキャストがかぶりまくりです。「義理」で出てる人も?
「銀魂」は評価されたのでしょうか?
アニメらしい、SFと時代劇を配した夢のような世界を十分に表現できていたでしょうか?
「アニメの劣悪実写化」と感じずにはいられませんでした。
ひとつの目安として「ヒット」したのでしょうか?
広く「話題に上った」でしょうか?
「一部の原作のマニア」だけの「狭い世界」だけの話ではなかったでしょうか?
この作品もヒットは考えられないでしょう。
「銀魂」同様に、最初は入っても2週目辺りからはガラガラ(大スクリーンの館内で5人でした)では。
そんなことはどうでもいい?ならばお金を返して下さい。
「山さき賢人」は、「ジョジョ(まだ続編を作るつもりでしょうか?)」では髪型と演技に「笑い」ました。見事に「三池崇史」に潰されました。演技に磨きをかけているのでしょうか?
すぐに作品が続くようですが、話題の若手ですか?
「橋本環奈」は、背が低いんですね。演出であんなに高底にしなくても。これも笑いを取るため?いささか太ってるんですね。せっかくのかわいさが、あまりにも品のない変顔のためにイメージが…。いいんですか?
後のキャストについてはどうでもいいです。
「福田雄一」という監督は「変態仮面」で名を知りました。
それ以前もいろいろやってたんでしょうが知りません。
TVドラマの「スーパーサラリーマン左江内氏」で、コテコテコメディーで、「堤真一」「キョンキョン」「賀来賢人」「ムロツヨシ」を使って、「恋ダンス」をマネてエンディングにダンスを踊らせました。視聴率は芳しくありませんでした。
TVドラマの演出で十分では。「映画」には…。
あっ「マニアック」ならば「映画」の方がいいですか。「ヒット作」を求めなければ。
同じ「コメディー作家」として、「三谷幸喜」がいます。舞台では「見栄え」もしますが、「映画」では目立ちません。酷評されています。同じ道を歩むんでしょうか?
ただ「今までにはない」というだけでは寂しすぎます。
どうも「映画界」は喜劇作家に甘いような。
「人気アニメの実写化」もそろそろ限界では。「君の名は。」から始まったアニメ人気もそろそろ…。「出版社」がうるさくても。
いささか厳しすぎると感じています。あしからず🍀