「映画館に見に行かなくてよかった」ブレードランナー 2049 hammさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館に見に行かなくてよかった
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ブレードランナーの解説本に「Future Noir: The Making of Blade Runner」というものがありますが、Future Noirというのはブレードランナーを一言でよく表していると思います。そしてブレードランナー2049はFuture Noirではないのです。
薄っぺらい残虐性を見せる悪役、ミサイル攻撃による大爆発、ラストの陳腐な戦いと間一髪での脱出劇、ブレードランナーの雰囲気だけを見せつけたいかのようなオールディーズの選曲など的外れな演出が散見されます。
前作のエルドン・タイレルに相当する人物も陳腐に過ぎます。
なによりブレードランナーにはあったレプリカントの悲哀がなく、レプリカントへの共感は一切抱けません。
劇場公開中にこの映画を見に行こうとチケットの予約をして前払いまでしていましたが、3時間近い上映時間と予約当日の台風のため劇場には行きませんでした。
行ってたら激怒していたと思います。
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