劇場公開日 2017年10月27日

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「実存的不安に駆られて苦悩する男の話」ブレードランナー 2049 isukeeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5実存的不安に駆られて苦悩する男の話

2017年11月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

レプリカント云々じゃなくて、誰かに
愛されたい、好かれたい、必要とされたい
って渇望して苦悩する ヒトの話だった
そのために、最初は、ヴァーチャルカノジョのジョイちゃんに心身を委ねて、
次に自分のルーツを求めて、
最後には 誰かの役に立ちたいという帰結へ
この結び方には納得できた!

けれども、もうちょっと、Kの苦悩を生々しく描写してほしかった、自宅にいてもクールすぎた気がする
屈折した悲哀や苦悩、恨みとかをもっと赤裸々に深く、
中上健次の「十九歳の地図」くらいに剥き出しにするともっと共感できたかもしれない
前作のプリスやロイ・バッティにはそれがあって デッカード以上に彼らに共感できたし

どうでもいいことかもしれないけど、
Kが操る警察車両がプジョー製だったり、
ジュークボックスがsony製だったのが 目をひかれた
やっぱりプロダクトプレイスメントはやっぱり効くのね

伊助