「ハリソン・フォードに心からの感謝を捧げます」ブレードランナー 2049 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)
ハリソン・フォードに心からの感謝を捧げます
前作の中の、
レイチェルがデッカードに私はレプリなの?と不安に満ちた瞳で問いかけたシーンとその後の展開。
最後の逃亡直前の折り紙(今回も出てきましたね〜、何とファン思いの演出だろう!)を拾い上げたデッカードの微かな笑みとそこに秘められた決意と覚悟。
この二つを思い出しながら観ると、涙無しには観れません。
同じく前作で、
デッカードの指を一本ずつ折りながら迫り来る死への恐怖を示し、最後は命を救ってくれたルトガー・ハウアー演じるレプリカント。
デッカードがこのネクサス型レプリカントの、もっと生きたい、という思いを受け取り、レイチェルとの愛情を育み、そして、この作品で明かされる奇跡に繋がる。
何と壮大な愛の物語だろう。
ほぼ同時進行で年齢を重ねたハリソン・フォードが出演してくれたからこそ、この作品のリアリティーと深みが出たのだと思います。元気で俳優を続け、オファーを断らないでくれて本当にありがとうございます、と心から感謝します。
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