ちょっと今から仕事やめてくるのレビュー・感想・評価
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ファンタジーではなく リアルでした!
観ている時は、けしてつまらなくないし、後味も悪くないです。
でも、予告CMを見て、ファンタジー寄りのストーリーを想像し、
レビューを読んで期待し過ぎたのかも知れません。
あの会社、営業の人がほとんどのはずなのに、ほぼ全員デスクにいるし、リアルなお話なら そういうとこをきちんと演出して欲しかったです。
主演の二人は、好きな役者ですし バランスも良くて、良いキャスティングだと思います。
面白いのですが、ちょっとだけ物足りなさを感じました。
現実に、職場のパワハラなどで、辛い思いをされている方には
ぜひ観て欲しいなと思います。
命より大事な仕事なんて無いのですから。
大きな人間を目指したい
「何者?」観ていてもなかなかわからないんですよ、ヤマモトの正体が。ヤマモトは辛い経験を多々乗り越えて来て、器の大きな人間になったんだなと思う。年下だけど、あんな風になりたい。
この世に未練を残した幽霊が友人の前に現れて・・・
・・・・、超人的な解決法で助けにやってきた幽霊話かと思ったら違ってた。まあ途中で、もしや?と気が付いてはいた。現実であるからこそ、言葉が生きてくるのだからそれでよかった。
結局、「生きてさえいれば」なのだよ。何事も。なのに、もう死ぬしかない、とまで思いつめてしまうと大事なことを忘れてしまう。「死ぬこと」と「会社を辞めること」とどちらが楽なのか、という簡単な問題さえも。
主人公青山の煮え切れなさ、ドン臭さに苛立つ人もいるだろう。なぜだか助けにやってくる自称友達山本、何かにつけ連絡してくる母親、高圧的な部長の言動、実は裏切っていた五十嵐先輩の表裏、一切の感情を殺して潜むように仕事を続ける同僚たち、どの人物に対しても、反感を持つ人もいるだろう。僕もそうだった。何度かブラの紐がちらりと見えていた五十嵐は、その切羽詰まった感からして、枕営業もしているのだろうと思わせた。
だけど、なぜこの人達は、こういう人になったのだろう?と考えたとき、その人のそれまでの人生や現在の環境が見えてきた。すると、彼らの行動を肯定しないまでも、理解できた。すると、青山という青年が、とても穏やかで優しさのあふれる人間であることに気付かされる。
いま、せせこましい世の中で、そうやって人を見てあげるゆとりを忘れてはいないだろうか。
優が園長に預けた伝言「ありがとう」の意味は、いろいろあろう。その一番は、助けてあげることができなかった純のかわりに、君を助けてあげることができた、の意味だと思えた。
続編タイトル決定!
続編タイトル「ちょっと今からボランティアやめてくる」
あんな主人公がバヌアツ行ったって上手くいくわけないじゃん。
てかバヌアツでの生活なめすぎでしょ。
バヌアツでの活動費用はどうやって賄ってるの?
仕事を描いた映画のはずなのに、そこが描かれないのはかなり問題だと思う。
山本はブラックなNPO法人のリクルート担当で、青山はそこに騙されたというオチだったら納得できるかな。ブラックからブラックへと渡り歩くという、救いようのない話だったら面白かったし、続編も制作することは可能だと思う。
良かったところは、観てるこっちまで親に電話したくなったこと。
親のことを大切に思えるようになったのは主人公が唯一成長する部分でもある。
でも、だとしたらなおさら、電話の通じないバヌアツなんかに行くなよ笑
あと、ブラック企業ってこういうことなのか?
ブラック企業と言うよりは、ブラック部長って感じ。
部内の全員が部長を嫌がっていることは見え見えなんだからお前ら一致団結して部長と闘えよ。
闘わないにしても裏で部長の悪口を言い合ってるみたいな描写はあってもいいのに、主人公が勝手に孤独感を感じてて、ストーリーの都合に合わせて人物が行動している感じ。
部長の描き方にしても、彼一人にブラック要素を負わせすぎてて逆にかわいそう。というかこの映画で一番面白いところはこの部長のシーンだけだった。
五十嵐先輩は、青山くんが最近成長してきて怖かったって言うけど、あんな奴が怖いってことはその他の社員も相当なポンコツってことなのか!?
青山が辞めてエレベーター前で五十嵐先輩と話す場面、青山の仕事の落ち度は全て五十嵐先輩の責任みたいな描き方になってたけど、ここがこの映画の一番嫌な部分で、この映画を鑑賞している全ての会社員を肯定してあげているような迎合した作りに正直寒気がしました。
黒木華の演技は良かった、というか演技力を持て余してた感じ。五十嵐先輩の裏工作はかなり迂闊。本人が目の前にいるところで工作した契約書を開くなよ笑!
青山、部長、五十嵐先輩以外の社員が風景としてしか描かれないあたり、脚本演出のレベルがとても低いと感じます。
全体的に会話が多くて全く映画的では無いし、鑑賞している側が恥ずかしくなるような台詞の数々、演出とそぐわないカメラワークなど、もっと撮影前にどうにかならなかったのかなと思う部分も多いです。もしかしたら、十分な準備期間が貰えなかったのかもしれません。フットサル場で主人公2人へのズームが妙にカクカクしていたのは何だったんだ!?
他にも、霊園へのシャトルバスってそんなに短い間隔で来るものなのか?とか、親と電話しながら片手でキーボードを打っている場面でキーボードの左側しか使っていないとか、鏡を割る場面で引きのショットの時には全くガラスの破片が飛び散っていないとか、細かいツッコミどころも多くて挙げてるときりが無いです。
この映画は、メッセージとして言おうとしていることは立派なのに、やっていることは色々と間違っちゃっているし、しかもそのメッセージも何か間違いじゃないかと思えてしまう、まさに主人公・青山をメタ構造的に表現した映画であると言える。(恐らく作り手はこのようなことは全く意識していないだろうが笑)
八日目の蝉が最近の邦画の中でも比較的良かったと感じていただけに、今作が低いレベルの作品だったことがショックでした。金返せー!
本読んだ後です。
映画化が決定した時に観たいと思いました。
本と違うところもありましたが、工藤阿須加くんも福士蒼汰くんもよかったと思います。
吉田鋼太郎さんの上司役は本当に怖くてムカつきました!
実家に帰って、お父さんお母さんに話すところで思わず泣いてしまいました。
映画はすごくハッピーエンドな感じにうまくまとまっていましたが、現実はそう上手く行かないんだろうなー。。悩む若者がたくさんいるんだろうなー。。と思いました。
救われた
映画でここまで号泣したのは久々です。劇中のあそこまでじゃないにしろ、自分もじゃっかんブラックな環境で働いているのでとても感情移入できました。工藤阿須加のだんだん追い込まれていく演技、そして福士蒼汰の大阪弁と笑顔、2人の演技が抜群で話に吸い込まれました。「辞めてもいいんじゃない。世の中に会社は1つじゃないんだし」的な劇中のセリフにどれだけ救われたことか。働くのに疲れた人や働き始めたばかりでうまくいかない人などにオススメです。福士くんの正体は驚きでした。
現代版蟹工船
まぁとはいっても、蟹工船のほうなら団結して上司と会社を訴える展開になりそうですが。そうならないのは時代の流れというものでしょう。
辞める時のセリフ、「頑張っている人もいるんです」は、仕事に打ち込む姿勢も決して否定していないし、「部長もたまには休んでください」は、ノルマに苦しんでいるのは部長もそんなに変わらないという意図が見えます。
自分を取り巻くものと戦うよう言うのではなく、逃げてもいいというのは、やはり現代らしい思想だと思います。なにせ戦前、戦うよう言ったプロレタリアート陣営は、弾圧されたらさっさと逃げましたから。
働いてるとよくある話が描かれているので、面白いかはともかく、共感はとてもできると思います。
いい意味で期待を裏切る良い映画
最近見た中では1、2を争う良い映画だった。
まず、福士君、工藤君を始めキャストの好演技。
いやいや、工藤君にこういうちょっと頼りない青い青年役をさせたら右に出るものはいないねー。素晴らしい。
福士君もアロハが似合うヤマモト役で、良い演技。
工藤君演じる青山が勤めるブラック会社の営業部長の吉田鋼太郎はさすがベテラン、思っていた通りの鬼部長役でした。
題材としてはまさに現代の日本の問題を象徴するような題材で、ブラック企業や長時間労働、上司のパワハラや若者の自殺、親のリストラなど今の社会問題が詰まった映画。
そういう意味では筋にリアリティーがあり入りこめた。
しかし、暗い内容の中にも笑える場面や泣ける場面もある映画。
ご心配なく。
唯一、違和感があったのはエンディング。
「今から会社の辞めてくる」とヤマモトを喫茶店で待たせて青山が意気揚々と会社へ向かい、ヤマモトに報告のために喫茶店に戻ってきたらヤマモトがその場から消えていたこと。
その後の場面の情報から、ヤマモトは青山が会社を辞めてきて嬉しさの余り道で小躍りしながら喫茶店に戻ってくる様子を目撃していたことがわかる。つまり、ヤマモトは青山が喫茶店に戻ってくる直前に姿を消したことになルミネでもが、映画的な意外性を求めたのだろうが不自然この上ないものだった。姿を消す理由がどこにある?
そこから青山は何度もヤマモトに電話したりヤマモトを探すが、ヤマモトは一言も告げずに海外へ。えっ、何で???
この辺りから映画的なハッピーエンドに向けて、筋を無視した展開になっていきます。残念だけど仕方ないか。映画だしね。
会社を辞めた青山を喫茶店でヤマモトが待っていて、嬉しそうに会社辞めてきた、と報告する青山に対しヤマモトが「おう、良かったな」っていうのが自然な流れだけど、それだと映画の筋としては地味すぎるもんね。
でも感動的な良い映画で満足。
想像よりは下回る
泣けると聞いて見に行ったのですが、全然泣けなかった…
個人的にはもっと会社のブラックな感じと言いますか吉田鋼太郎さんをもっと見たかったです。鬱な感じをもっと見せて欲しい!!
最後が辻褄合わせな感じがして、違うなと思いました。福士蒼汰さんのコレジャナイ感がありました。
もっと関西弁の達者な人が良かった!!
黒木華さんの心情とかもっとピックアップしてくれていたら面白いと思いました。黒木華さんも辞表とか出しそう、と最後まで期待してました(笑)
ブラック会社怖い!本当にあんな感じだったら辞めますね!すぐに!!
久しぶりという一言
就職した先が故郷から離れ
当たり前だった事が
当たり前ではなくなる。
人に迷惑をかけてはいけないと
思うような真面目な人ほど
自分の心情を表す時間が
無くなっていく。
親にも心配をかけたく無かったり
照れくさかったりで本音はいえない。
元気にやっている事だけ伝える。。
それが大人になるという事かも
知れませんが、
あまりにも
当人のキャパを超えた試練だった場合は
不幸です。
対等に話せる仲間からの
久しぶり!の言葉は、
身にしみます。
私の知りあいも、自分の範疇を超えた
生活に疑問がでたのを海外生活によって
気持ちの整理をしたヤツがいます。
今は、元気にやってます。
当時のことを
軽く明るく話していても、
根っこには考え抜いた逞しさが
感じられます。
簡単には言えないんですが、
やっぱり、いざその時には
本当に自分にとって死ぬに値することなのかを自問できる心をもてたらと
思います。
それはやはり周りの環境が
幸運に恵まれて、存在すればという
前提が要るんですが。
本作は、そんな幸運が
体験できます。
オススメ
ブラック企業から転じる人生が飛躍しすぎでは?
吉田鋼太郎演じる山上社長のパワハラがなかなかえげつなくて、主人公の青山隆に、なんで辞めないかな?と思い続けながら観ていた。小さな事に拘りすぎて、いつの間にかその小さな事が大きな物に感じてしまい、今その事を放り出して逃げたら一生負け犬になってしまう、そんな幻想に囚われるんだろうな。
この映画の主人公の勤める会社だって小さな会社の使い捨てみたいな営業マンだし、まだ若いし、独身だしで、辞めてフリーターになったところでなんの問題も無かった。ましてや死ぬより難しい決断では有り得なかった。でもそこが分からなくなってしまう程、刷り込みとかマインドコントロールされてるんだね。こういう刷り込みはブラック企業だけではなくて社会全体で行われている。まず、学校からしてそうだし、特に部活。国の経済発展のためには多少の落伍者(自殺者)が出ても仕方ないという姿勢があからさまだ。
黒木華演じる優秀な女先輩社員役の五十嵐も同様で、仕事のノルマを増やされようが、それをこなせなくても、怒られても内心でケロッとしていればいいのである。下手に責任感を持ってこなしてしまうから、更にノルマを課せられる。後輩の発注書に細工した動機が自分のノルマをこれ以上増やされたくないからというのは、単に自分の成績を上げたいと予想していた斜め上だったがw
福士蒼汰演じる山本の青山の行動の先読みが神がかっていて、この話をファンタジーにしてしまっている。ブラック企業による過労死や自殺が社会問題となっているこのご時世、もう少し現実味のあるストーリーにしないとメッセージが伝わらないのでは?会社を辞めて外国へボランティアに行くというのも、現実にブラックな労働環境に晒されている人には現実味が無さすぎると思う。
工藤阿須加と福士蒼汰の演技は良かったですよ^^
黒木華は好きな女優だけど、しっかり者の先輩社員というイメージじゃないかな?
観客を感動させるであろう逸話を話すことになる孤児院の院長役の小池栄子はミスキャストだと思う。意地悪な院長にしか見えなかったwもう少し穏やかで年配の人にすべき。
青山を通じてパワハラの上司の気持ちが分かる
6月1日 1回目鑑賞
自分と青山をリンクして見ていたので、ヤマモトに好感、上司に嫌悪があったけれど、何故だか途中からパワハラの上司の気持ちもわからんでもないという感情もチラッと出てくる。
自分が子供に対して超キレて怒る時に似てる。
こっちが環境を整えても、成績が上がらなくて、先生からは親が叱られて、こっちだってどうしていいか分からない。
優しく言ってもダメで、もう、恫喝するしかなくて怒鳴る。
親も子も実力が理想に伴ってないんだと思う。
青山の上司も上から売り上げ伸ばせと恫喝されて、接待したり頭下げたりして何とか自分なりに精一杯やってるのに売り上げが伸びない。
頼りない部下にイライラし、成績の良い五十嵐は依存してるのかというくらいベタ可愛がり。
出来の悪い弟と出来の良い長女を差別して育ててる親みたい。
そういう親は私みたいに自分が幼い。
青山の上司も幼いんだと思う。
だからかちょっと可愛らしく感じるような所もあったような。
自分がちゃんと出来ないから常にパニックみたいに怒ってるんだろう。
青山が会社をやめる時のセリフで、上司に向かって、休んで下さいというようなことを言うが、青山はイッパイイッパイになってる上司のことを理解して恨みとか復讐とかという気持ちが無かったんじゃないか。
工藤阿須加は青山の普通さを上手に演じていて良かったし、やめる時のセリフと表情で、上司には上司の背景があるんだと気づかされた。
どうしてもヤマモトに注目してしまうが、後から青山を通して映画の登場人物の気持ちや背景を考えることが出来た。
工藤阿須加はあまり注目して無かったけど、彼の個性が強くないからこそ、見た人の気持ちを邪魔せずに作品の感動を導ける良い役者だと思った。
この映画は見る人によって心に響く役やシーンが色々と変わる。
何回か見ても気がつくシーンが変わりそう。
見た後に色々と考えられるという事は、この映画は心に残る映画と言う事だろう。
◉6月5日 2回目鑑賞
やっぱり謎の部分を分かった上で見ると前回より見えてくる物が増えてくる。
今回感じたこと
1.五十嵐に涙した。
上司の期待のプレッシャーに押しつぶされそうになってるのが分かってて、優等生が追い込まれてる感じが悲しかった。
顔に似合わない濃い目のメイク、胸元の大きく開いた服、タイトなスカート。
しゃがんだ時に裾を気にするちょっとしたシーンも実は彼女の心を表す大事なシーンのような気がする。
五十嵐は平気で割り切ってタイトなスカートをはいてる訳じゃない。
女を武器にして、いや、させられて仕事をとってるのかも。
女性の営業として辛い接待もさせられてるんじゃないかと想像すると苦しくなる。
2.青山の追い込まれ方
怒鳴られて殴られてる時の追い込まれた顔が何度見ても辛い。
あんな目が出来るのは工藤阿須加しかいない。
家売る女の時もオドオドした感じが良かった。
3.不気味な女の微笑みシーン
隆を魅入った闇の不気味な女なのかも。
隆にヤマモトの光が届かなくなって自分の闇の方へ向いてきた事への微笑み?
4.ヤマモトが隆に伝えたかったありがとうの意味
死なないでくれてありがとう、光を見つけてくれてありがとう、救えなかった純の事でヤマモトも相当な苦しみがあっただろう。
カバンを振り回してはしゃいで戻ってくる青山を見て、純を救えなかったヤマモトの気持ちは救われたんじゃないか。
あれ?隆はヤマモトの光にもなったんだろうか。
母親が死のうと思った時の光は隆だったんだよなぁ。
光は実は誰でも持ってるし、なれるんだ。
2度見たので、原作も読んでみた。
等身大のラストの原作もいいが、やっぱり映画ともなるとこっちのラストの方が壮大でいい。気持ちが明るくなる。
◉6月8日
3回目鑑賞
映画館で同じ映画を3回も見るのは初めて。
やはり回を追うごとに工藤阿須加の演技がジワジワ来る。
ティーチイン試写会に行った時に工藤阿須加が青山みたいな感じじゃなくてちょっと驚いた。
青山のちょっとモタッとしたおとなしそうな感じじゃなくて、スッとしてて都会の男っぽかった。
福士蒼汰が工藤阿須加にチョコチョコ頼ってる感じがして、イメージが逆やん!って感じだった。
何か工藤阿須加の方がお兄ちゃんみたい。
監督はお父さんか。
不気味な女のシーン、あれ、思った意図よりも怖くなっちゃったって聞いて笑った。
追い詰められた人間に見える幻のような物があるらしく、その状況を出したかったけど、怖くなりすぎたそうだ。
色々なシーンを撮ったようだから是非DVDに特典映像で入れて欲しい。
3回見て、好きなシーンは?って言われるといっぱいあるけど、サッカー場でヤマモトがたこ焼きパーティしたら帰れなくなるで〜ってニヤ〜って笑う所が結構好き。
こんな小学生いるいる!!って顔。
純と優が話てるシーンも良かった。
バヌアツは孤児院が無いって所、良かった。
青山が実家の縁側でお酒を飲んでる所も降ってる雨に色々な事が洗いながされたようにスッキリしたんだろうなって感じで好き。
最後にバヌアツで手を取り合うシーン、ヤマモトが鬼ごっこするぞ!って叫ぶ声。
気持ちが抜けるようなバヌアツの青い空。
最高の友
福士くんが主演という事と、予告から世にも奇妙な物語的な雰囲気があったので観てみました。
福士くんが主演の割に工藤くんの方が露出が多い気がしましたが、終わってみると山本の話だったなという気がしました。
私は幸いにもパワハラ上司に出会った事はありませんが、それでもめちゃくちゃサービス残業をやってた時代があって、やっぱり辞めてしましましたね。
自殺するというのは相当なので、実際に周りにいましたし、、、
そうなる前に辞めてしまうのが一番いいと口で言うのは簡単ですが、実際、生活もあったりするので難しい問題です。
映画というよりブラック企業の話になってしまいそうなので映画の話に戻しますと山本がとてもいい奴だった。
笑顔が素敵で、友達思いで前向きで優しい。
絵にかいたような理想の友人で、こんな友人がいたら人生が変わるでしょうね。
でも、こんな山本がいても自殺しようとする青山。
ブラック企業とは恐ろしい、ここまでパワハラな企業が実際にあるのかわからないですが、ニュースを通して仕事を苦に自殺する人は見ますから、あながち外れてはないんでしょう。
ブラック企業の上司を吉田鋼太郎が演じていましたが似合い過ぎてますね。
キャストは意外と少ないんですが、しっかりした作品だったと思います。
物語構成が私は好きでした。
山本を幽霊か、はたまた天使なのか、、、そういう風に思わせる仕掛けが随所にあって最後まで何者だろうって引っ張る。
最後には正体がちゃんと明かされスッキリです。
山本が幽霊でも天使でもなく、生きた人間で良かったなと思いました。
架空の存在が青山を救ったという話だとしたら、実際、そういう事が起きてる世の中で何かやるせない。
それでも少し出来過ぎたストーリですけど、生きてる人が救ったからこそ意味があるのかなと。
エンディングの映像とコブクロの歌がまた良かったですね。
心に染み渡りました。
仕事に疲れている若者よ、ちょっとこの映画を観て今いる会社でいいのか見つめなおしてみては?
後半眠くなっちゃいました
海外ロケ必要あるのかな??
海外ボランティアって…もうちょいテーマ現実に戻して。
正直、ラストがもうサラリーマン・OLには、ちょっと飛びすぎてて共感しづらい。
共感できなるテーマだからこそ観に来る人も多いのでは?明日から頑張ろうって思いたかったけど、原作読んでる分、「え?」てなっちゃいました。
原作通りの終わり方で良かったと思います。
途中親子のシーンはすごく良かったのに、
後半のせいで残念です。
ただただ、
吉田鋼太郎がいい味出してました。
最後に笑いを取りに来た
ドSっぷりの上司がすごい面白かった。
最後の「歯磨きのCMみてぇな笑顔してんじゃねぇよ!」みたいな台詞がツボった( ・∀・)
でもほかのお客さん誰も笑い声あげなかったから1人で堪えてたのは私だけかな…。
優しさの伝染。
母と鑑賞しました。
すべての演者が素晴らしく、何度も胸が熱くなり涙してしまいました。
後半がやや間延びしますが、私はこれでよかったと思います。
前半とのコントラストとして、強調されていて、こういう選択肢もあると提示してくれているようでした。
だって青山が言ってるじゃないですか。
「僕はこの会社に入る事を簡単に決めすぎました。そのせいで皆さんに迷惑をお掛けしたと思います。簡単じゃなくていい、これからは自分の気持ちに正直に生きていきたいんです。」
ヤマモトから受けた優しさと友情に背中押され、一歩を踏み出す青山。
そんな青山が今度はヤマモトに恩返しをする。
自分の気持ちに耳を済まして。
工藤阿須加さん
ツッコミどころの多さから言えば限りなくB級映画に近いと思うけど、原作を読んでいないのでストーリーに関しては何も言えず。
しかし、描写をオーバーだと思うかあるあるだと思うかは個人の経験値次第だと思う。
私は実際に入社1年目に線路に呼ばれたこともあるし、身体は疲れ切っているのに明日が来るのが怖くて眠ることも風呂に入ることも出来なかった夜を知っているから、あぁ、わかるよわかる、と共感することが出来たシーンがいくつかあった。
工藤阿須加さんが格別に良かった。いい役者さん。
福士蒼汰さんは関西弁の違和感が最後までつきまとう。甘い顔面ではあるけれども。
黒木華さんは、この役がこの人である必要性は無いなと感じた。つまり良くなかった。
吉田鋼太郎さんは、なんだか楽しそうで逆に笑ってしまった。頑張って振り切ろうとしているのが伝わりました。
キャラ設定とかカメラワークとかも個人的には好きではなかったけど、とにかく工藤阿須加さんが丁寧に傷付きながら生きていたのが好感持てました。
思った以上に仕事に丁寧に向き合った作品
上司の暴言や暴力などパワハラ満載で胸が痛みます。
これがどの程度ブラックなのかわかりませんが。
実家で両親に仕事を辞めたいと打ち明けたときの両親が認めて「他にも沢山会社はある」とか、「色々失敗の経験を積みなさい」と受け入れてくれたシーンに思わず涙がでてしまいました💦
最後の仕事を辞めるときの上司に怒鳴られながらもしっかりと自分の意見をいい、相手の暴言をうけとめて真摯に丁寧に返す素晴らしい態度や、ブラック関係なしに周りに感謝し労れる姿に感動しました。
実際はもっと聞き流してもいい気がするのですが。
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