「悪く無いんだけど自殺撲滅キャンペーンに観える。」ちょっと今から仕事やめてくる 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
悪く無いんだけど自殺撲滅キャンペーンに観える。
ファンタジー物では無く、きちんと現実ありきの映画。
だが、少し物足りなさはある。自分も同じ営業職でブラック企業では無いが、この映画の様にあっさり「ちょっと今から仕事やめてくる」とは(家庭事情等もあり)言えない。
(ブラックで無くとも営業職は普通にノルマあるから、あんな鬱状態になる事あるし。)
後の受け皿があっさりあるのも気にくわないw
最後に思うのは「俺、自殺撲滅キャンペーンを観に来たのか?」状態。殺伐としていた。
南の島バヌアツの子供達は良かったよ。たけど「ボランティアしませんか?」感があり、ひねりが欲しかった。
後半はショーンシャンクの空を思い出すし、エンドロールはSTG斑鳩のエンディングを思い出す。
現実は映画みたいな事にはならず、(一般的な会社の出勤の始まりである)月曜日は普通にやってくる。
「希望」と言うキーワードは何回か出てくるが、それが映画観ている側への糧になるか?(希望を与えてくれるか?)と言われれば(特に営業には)NOの映画かな。
営業職にはブラックで無くても精神的に少し辛い映画です。俳優陣は悪くないです。はい。
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