「謎の組織に強奪された秘密兵器”パンドラの箱”を奪還するために伝説の...」トリプルX 再起動　よねさんの映画レビュー（感想・評価）

謎の組織に強奪された秘密兵器”パンドラの箱”を奪還するために伝説の男ザンダー・ケイジが呼ばれるという、10年以上前に公開された２作目が大コケしたシリーズの続編。
まず物凄くテンポの悪い上に低品質のCGによるオープニングタイトルで軽く空振り。サミュエル・Ｌ・ジャクソンがネイマール相手に喋り倒すつまらないギャグシーンを経て満を辞しての主役登場シーンは、もう既に予告で使われているので三球三振。ドニー・イェンによる個性溢れる武闘シーンの数々とルビー・ローズ扮する凄腕スナイパー、アデルの凛々しい狙撃シーン（全部で３分くらい）で辛うじて映画の体を維持するも、プレステ２を半分に割ったようなデザインの”パンドラの箱”で任意の人工衛星を地上の任意の場所に投下可能というバカバカしい設定、２作目を観てない人には何のことかサッパリ解らないクライマックス展開、そこに中国、台湾、タイ、インドから人気キャストを呼び寄せてネイマールをトッピング・・・とにかくヨコシマな商売っ気ばかりが目につく不快な映画でした。