劇場公開日 2017年6月10日

  • 予告編を見る

「犯人であることの証明」22年目の告白 私が殺人犯です なかのねこさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5犯人であることの証明

2024年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

凶悪事件の犯人が自主本を出す、という話。
よくある話のようだけど、問題なのはその事件が時効をむかえていた事。
さて、ここで問題がある。
この著者が犯人であることはどうやって証明できるのだろうか?と。
警察しか知りえない情報を知っていたら?でも、それは警察から絶対に漏れないのだろうか?
警察でも知りえない情報を知ってたら?でも、それはどう証明できるのだろう?

もっと言えば、「あの事件の犯人は私です」と言ったところで、証明する方法が困難である、という事。
とはいえ、世の中は美しい犯罪者に沸いた。
ミステリアスな著者は犯罪者であることを信じさせるに十分な風貌だった。

さて、もし、その男が犯人でなければ?真犯人がいたら?
ある程度、予想通りの展開
ただ、それでも役者の演技の強さで説得力が与えられる。

スピーディで直線的な展開は、見る側に爽快感を与える。
そういう意味ではいい映画なんだと思う。

なかのねこ