「罪の声×クリーピーみたいな」22年目の告白 私が殺人犯です サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
罪の声×クリーピーみたいな
藤原竜也主演ということでずっと見たかった作品。
評価も悪くないのでそこそこの期待で鑑賞。
韓国版はもちろん見てないです(?)
結構面白かったです。
見応えもあり、刑事もの?にしてはパンチも効いてて中々良かったんじゃないかなと。
同一犯による罪のない5人を殺人した事件の捜査を担当していた刑事の牧村(伊藤英明)は、逮捕寸前まで追い詰めるものの逃れられ、ついに時効を迎えてしまう。
初っ端から引き込まれる映像と演出は素晴らしい。
取材カメラのリアルさと、現在から過去の出来事を振り返る際に黒枠が左右にも挿入されるのは上手いなぁと関心。入江監督の映画は初めて見たが、割とこの辺は好きかもしれない。
刑事ものが苦手な私が最重要しているのは中だるみをしないこと。最近は特に途中で飽きるのが多すぎて、映画館で刑事ものを見るのは控えようと思うくらい。
でも、今作はそういうことが一切なくそこそこ緊迫感もあって面白い。飽きることなく最後まで楽しめる
役者と音楽もとてもいい。
久々に見た伊藤英明は相変わらず涙と怒りと憎しみと様々な感情を強く表現するのが上手いし、藤原竜也や仲村トオルも安定していた。
挿入歌もこの映画の雰囲気に合っていて、エンディングは「面白かった〜」と余韻を与えてくれる。
ただ、伏線回収が分かりやすい。
こうなるんだろうな、ああなるんだろうなは想像つくしハラハラドキドキ感がいまひとつ。なるほどね!とはなるけど、爽快感は薄い。
あと、無理矢理すぎるところも多々。
それだと辻褄が合わねぇだろ!とかなんでそうなるんだよ!とかツッコミどころがあり、なんか微妙。騙されるぞ!と思ってみると肩透かしを喰らうかも。
まぁ、でも結構面白かったんで満足です。
それより、3月から大作が本格的に公開されるようになり、4月に至っては見たい映画が20本もあるんですけどどうしたらいいですか?固めすぎですって!(嬉)