「【時効制度を巧みに組み込み、藤原竜也の凄みに圧倒された秀逸なサスペンス】」22年目の告白 私が殺人犯です NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【時効制度を巧みに組み込み、藤原竜也の凄みに圧倒された秀逸なサスペンス】
現在では、死刑に相当する殺人事件の時効制度は廃止されているが、それを踏まえ舞台設定を1995年にした勢いのある脚本が秀逸である。(韓国映画「殺人の告白」が原作としても)
冒頭から藤原竜也扮する曾根崎雅人のキャラクターが飛びぬけている。曾根崎の強烈で圧倒的な存在感が、この映画の驚嘆のストーリーを支えている。
過去苦い思いをした伊藤英明演じる牧村刑事と曾根崎がTVで対峙するシーンも印象深い。
そこからは、ジェットコースターのように二転三転しながら、一気呵成にラストに雪崩れ込む。
入江悠監督と平田研也の共同脚本の素晴らしさと演者達の熱演に上映時間117分が、あっという間に過ぎ去った作品
<2017年6月16日 劇場にて鑑賞>
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