劇場公開日 2017年6月10日

  • 予告編を見る

「開始75分の衝撃。前代未聞な告白の、驚愕の真意。」22年目の告白 私が殺人犯です 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0開始75分の衝撃。前代未聞な告白の、驚愕の真意。

2017年6月15日
PCから投稿

悲しい

怖い

興奮

【賛否両論チェック】
賛:時効から7年後に突然名乗り出てきた連続殺人犯の素性が明らかになっていき、埋もれていた哀しき真実が白日の下にさらされていくまでが、非常にミステリアスに描かれていく。サスペンスとしては上質。
否:かなりむごい殺害シーンが多いので、苦手な人には全く向かない。

 時効を迎えた残忍な連続殺人事件の犯人が手記を発表し、その話題の波が、担当だった刑事や遺族をも巻き込んでいくという、なんとも形容しがたい重苦しい空気が漂います。
 しかし、そんな空気をも一変させる衝撃の真実が、物語の後半で明らかになっていきます。藤原竜也さん演じる曾根崎雅人は、何故22年も経ってから“私が殺人犯です”とメディアに名乗り出たのか。その真相が明かされた時、(表現は不謹慎ですが)物語の面白さは最高潮に達します。
 グロシーンというかむごいシーンが結構ありますが、ミステリーやサスペンス好きには必見の作品といえそうです。

映画コーディネーター・門倉カド