「感情移入できませんでした」ナラタージュ unangpさんの映画レビュー(感想・評価)
感情移入できませんでした
すみません、いい歳をして真面目にこの映画を見てしまいました。楽しめた方もいらっしゃるようですので、一参考意見としてお読みください。
行定勲監督の叙情派映像に浸り切ろうと思いまして、長時間フライトの機上で拝見しました。なんなら人目をはばからず泣いてやろうかなと、ハンケチを用意して準備万端、泣く気満々で拝見したですよ。
しかし。
これは一言で言いますと、はっきりしない男女がモジモジした恋愛を繰り返すというだけのお話でした。
原作の小説はすばらしいんでしょうか? 読んでないのでわかりませんが、すみません、ぼくは多分読まないとおもいます。
泣くどころか、映画に何の深さも無いですし、映像も役者の演技も叙情的でもなんでもなく、共感も感情移入もできず。かつ、見終わってスカッともしません。
主人公のマツジュンさん、確かにいい顔してると思うんですが、この男のどこにヒロインの有村架純さんが惚れたのか、結局最後まで分からず仕舞いでした。これはきっとこの人に魅力が無い、ということなのでしょう。
ヒロインも、なんか終始ウジウジしているばかりでした。ちょっとくらいかわいいと思ってウジウジ周りを振り回しやがって。もう一人の男の子(劇中で小野くんと言われてました)がかわいそうじゃん。
唯一、小野君のご実家のシーンがほっこりしててよかったですかね。でも、見所を強いて挙げるとしてもそのくらい。
長い映画でしたね。
長時間フライト中とはいえ、時間の無駄でした。途中で飽きて、機内販売呼んだりしちゃいました。
次回作に期待します。
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