「母なる架純。」ナラタージュ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
母なる架純。
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自身の好みでいうとどこまでも気持ちの悪い教師なのだが、
こんな風に煮え切らない態度をとる男(とは限らないが)は
いるし、嫉妬が束縛に変わりストーカーへと変貌する男も
いるし、初恋というものにウジウジと依存する自分を正当
化する女もいる。どこの誰を挙げても共感度0の関係性と
だから恋愛は理屈じゃないんだということが分かる。その
定義は後半の別れで泉が小野へ言う台詞に集約されていた。
自身の想いがどこへ向かいどこで着地し果てるか繋がるか
試してみなければ分からない。バカな行為でもその想いに
逆らわず行動することが後悔を防ぐことにはなるだろうが、
それにしても有村架純のどっしりと頼りがいある存在感が
フワフワふらつく教師のおっ母さんのようで仕方なかった。
だから残念なことに二人の濡れ場にも色気を感じなかった。
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