「苦しくて熱い、そして幸せな」ナラタージュ 9coさんの映画レビュー(感想・評価)
苦しくて熱い、そして幸せな
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主人公が大切に持っている懐中時計。
彼女は雨が降ると、よくその止まった懐中時計を見ている。
そんな現代の主人公が想いを馳せている(た)、先生を思い出す夢のなかを、私たちは観ている。
簡単に言うことは難しく、きっと中には訳がわからない…と思う人もいるのでは。
わたしは彼女のように、人のモノを好きになったことはないし、どうしても忘れられない人もいない。
それに、その人に呼ばれていると感じて、裸足で戻ってしまう、そんな人だっていない。
だけど、彼女のとてつもない胸の苦しさが、ほんの少しだけ分かる気がした。
こんなに苦しくて、つらくて、熱くなる恋がしたい、と思った。
そして、何より有村架純さんが、とても良い。
彼女の、瞳に映る先生に、わたしも恋をした。
きっと彼女は、幸せになる。
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