劇場公開日 2017年10月7日

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「観終わった後、 胸を締め付けられるような気持ちになった。 劇場を後...」ナラタージュ Misatoさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5観終わった後、 胸を締め付けられるような気持ちになった。 劇場を後...

2017年11月12日
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鑑賞方法:映画館

観終わった後、
胸を締め付けられるような気持ちになった。

劇場を後にした時から
込み上げてくるものがあって
涙を流しそうになった。

最後に流れる主題歌
adieuさんの「ナラタージュ」。

この曲がより一層
この物語の切なさを深めている。

泉(有村架純)と葉山(松本潤)。
ふたりが親密になっていく時は、
いつも雨が降っているのが象徴的だった。

雨から連想するのは、
湿り気 艶やか 冷静 激しさ 切なさ 深さ 寂しさ etc...

受け入れてもらえない恋。
泉を見ていて切なかった。

小野(坂口健太郎)は泉を想うけれど、
泉は同じようには愛せない。

好きになろうと努力している姿も切なかった。

葉山は泉を気遣う。
自分より相手のことを優先する。

それとは逆に
小野は気持ちを抑えられなくて
泉より自分の気持ちを優先してしまう。

対照的な男性だ。

所々に垣間見れる対照的なふたりの愛情表現。
葉山を好きになってしまった泉の気持ちが分かるような気がした。

最後のシーン。
朝日を浴びて電車の中で涙を流す泉。

雨ではなく最後は晴れ。

これは、泉がこの長い恋をやっと終わりにできたという象徴だったのかもしれない。

3年前に原作を読んで感動したが、
映画も良かった。

綺麗に忠実に再現していると思う。

Misato