「原作に忠実だが‥」ナラタージュ ペコさんの映画レビュー(感想・評価)
原作に忠実だが‥
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映像はとてもキレイです。
主要人物も葉山先生以外は役に忠実な方が多く、特に有村さんと坂口さんは正に原作にピッタリはまっていたと思います。
原作がかなり感動できるので、読んでない方はぜひ、映画の前後で読んでみる事をオススメします。
まず原作の現在進行形の彼とのやりとりは必須だと思います。
彼とのやりとりの中で過去の自分と向き合える重要な場面だからです。
また、劇中では泉に葉山先生が『君の事は好きではなかった』と告げる場面がありますが、原作では間接的ではありますが、ちゃんと『好きだった』と伝える場面があります。
後半のセックス描写もやはり物足りない‥。
2時間と少しの短い尺の中で原作に忠実に再現していたのにも関わらず、何故ここぞという重要な場面を描かなかったのか、私には監督の真意に苦しむところの多い映画でした。
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