「フランス映画っぽく、でも邦画でもある」ナラタージュ Yasukoさんの映画レビュー(感想・評価)
フランス映画っぽく、でも邦画でもある
いい映画でした。
女性の方が絶対共感すると思います。掴み所のない、いつも優しい、本当に厄介だなあと思う、葉山。まだまだ純な高校生が惹かれるのは当然だろうと思います。
そうして、過去を封印していたところに、また火をつける。本当、厄介だなあ、でも、嬉しいって気持ちよくわかるし。
小野くん、すごくゲスに見えたけど、裏を返せば素直すぎるんだなあって思いました。
泉、芯があって堂々としていて、でも、耐えて耐えて、そういうのが好きなんでしょうね。でも、誰にも言えない、一人で、わずかなたったひとつの小さなともしびを糧に生きていく。
劇中にエル・スールが出てきます。私も大好きだし、原作では存在のか耐えられない軽さも出てくる。
あ、そう、ラマンの物語にも似ています。
そういう世界観、美しく、でも生々しく、フランス映画っぽい、でも邦画のちょっとアクみたいなものも少しありつつ・・・日本映画でもできるんだなって思いました。
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