劇場公開日 2017年10月7日

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「原作を知ったうえでの感想です。」ナラタージュ アリスさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5原作を知ったうえでの感想です。

2017年10月14日
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小説だけに しとけば よかったと観た事を後悔しました。
この小説は 少女から 大人の女性に成長していく中で でも 1人の男性を思う気持ちをずっと 持ち続けていて。
本当に ちょっとした事で 心が揺らいで
頭では そっちに進んでは ダメだと わかっていても 心が ついていかない いけない どうしようもない感情。
また その女性の真っ直ぐさを 受けとめきれない男性 それが 優しさなのか どうか。
辛い時に 誰かに そばにいて欲しくて でも 誰でも 言い訳ではなくて。

結局 誰かを傷つけながら 自分も傷ついて。
ハッキリとした答えは 出なくても 自分の場所に 帰っていくしかない 何とも言えない感情に 揺さぶられる小説です。
読み返すたびに 前とは違う感情をもったり とても 奥深く 繊細で ある意味 美しい 愛のかたちを感じます。

でも 残念ながら この映画では 小説のようには 感じませんでした。俳優さんたちは 頑張ったとは 思いますが 何だか 暗くて ドロドロした嫌な感情が のこりました。

ただ ラットの野田洋次郎さんの楽曲は とても 良かったです。
映画より この詩の方が 小説とリンクしました。
今度 この小説を読む時に バックに流してみようと思います。

私が こう感じのは この小説が 大好きで 何十回も 読み返し過ぎて 厳しい見方に なってしまったのかも しれませんので。
もし 良かったと 思われた方 ごめんなさい。また これから 観ようと思われてる方も ごめんなさい!

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アリス