「賛否両論、ハマればドハマりのカオスな恋愛」ナラタージュ 越中島さんの映画レビュー(感想・評価)
賛否両論、ハマればドハマりのカオスな恋愛
先生と元生徒の恋愛と、題材としては昨今よくありがちな爽やかでキラキラした青春恋愛映画とは対極の、
生々しく甘さや飾り気の一切ない、人間の弱さや脆さを痛いほど感じました。
しかし痛いからこそ面白い。
夢の中のような儚さと美しさを感じる、生身の体温の残る作品でした。
登場人物全てが何かしら欠落していて、支えているようで支えられている危うい関係はある種のホラーで、
賛否両論あるのは納得の内容です。
ですが、ハマればどハマり間違いなし。
キラキラした恋愛映画に飽きた方や、苦い恋愛をいくつも経験された大人におすすめの作品だと思います。
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