劇場公開日 2017年10月7日

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「苦くて甘美な恋の記憶を紡いだ、美しい映画。余韻に浸って下さい。」ナラタージュ るんるんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0苦くて甘美な恋の記憶を紡いだ、美しい映画。余韻に浸って下さい。

2017年10月8日
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泣ける

悲しい

知的

ヒロインの若い女(泉)を欲し独占したい魅力的な若い男(小野)。しかし女は影のある年上の男(葉山)に惹かれる。年上男は気を持たせつつも女の気持ちに応えようとしない。

恋愛とは、相手の思いを探り、自分の気持ちをぶつけ、距離を図って進めていくゲームみたいなもの。時に苦しく時に甘美で。SEXはもちろん重要なファクター。

時系列前後しながら重層的に3人の恋模様が描かれていく。丁寧にゆっくりと。クライマックスの葉山と泉が過ごす最後の時間が最高に美しい。(濡れ場なんて言葉は似合わない)

行定勲監督が、量産されるキラキラスイーツ映画のアンチテーゼとして提示した、大人の男女向けの濃密なラブストーリー。

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るんるん