「名画座で折にふれ上映されそうな作品」ナラタージュ ムギさんの映画レビュー(感想・評価)
名画座で折にふれ上映されそうな作品
余韻に浸りたいというか浸らざるを得ない映画だった。
最後の主題歌もとても良いし!!
出かけるのが憂鬱になる雨の日にこそ、映画館に観に行きたい。観に行って欲しい。
そんな、雨がキーワードな映画でもあります。
派手な効果音とかなく、ひたすら演者が生きているままを切り取っている穏やかさ(感情の起伏は穏やかではないんだけど笑)が、フランス・ヨーロッパ映画的だとも思う。
それこそ、劇中に出てくる『エル・スール』や『浮雲』のように、シネコンで今だけ、ではなく、この先名画座で度々上映してほしい雰囲気のある作品。
近年の映画で流行っていた、わかりやすい胸キュンな仕草・セリフはないが、
お互いが何かを想っていることがわかる目線が切り取られていたり、時に狂気になるくらいの想いがこもってることがわかる目と表情が松本潤・有村架純・坂口健太郎、みんなあって良い。
主要キャスト3人の名前のメジャーさ華やかさに騙されないで!笑
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