「ダサカッコいいチリ産ヒーロー」ミラージュ 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
ダサカッコいいチリ産ヒーロー
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幼い頃両親を強盗に殺され、心に傷を負った兄弟。
弟は性暴力を振るわれ、精神病院で心を閉ざしている。
その事件からなのか体を鍛える兄は、ある日強盗を見つけ覆面で彼らを退治する。
そのことはテレビで大きく取り上げられ、彼は一気に正義のヒーローに。
それを見た弟は信じられないほど回復し、弟のためにと兄は正義の覆面ヒーロー、ミラージュマンを続けるが…
あくまでもB級映画だけど、弟を守るための覆面ヒーローというシンプルな設定が良い。
アクションもしっかりしているので、テンポも良くかなり観やすい。
寡黙だけど、人一倍人間らしく純粋で優しく、メールやマスコミを簡単に信じ込み、弟のためとはいえしっかり人助けをするミラージュマン。
世間は「無駄だ」と言うけれど、ミラージュマンの残したものは大きく決して無駄じゃなかったはず。
ミラージュマンの最期は随分とあっさりしていたけど、親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいくような哀愁があって良かった。
なんかイラつくヒロイン、人頼りの警察(特殊部隊とかないのか?)、愛すべき偽ロビン。
時間が空いたらどうぞ。
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