元カノ Deathのレビュー・感想・評価

made in タイのホラー映画。
頭破裂の首骨折や腕チョンパの残酷描写がありグロあるけどそれは最初と最後。中盤はドンっと驚かせたり、気持ち悪いの見せたり。

映画館デート中のイケメンの二股がバレるところからはじまる。シー（ラチャウィン・ウォンウィリア）が男を問い詰めると、あの女は金目当てだったんだと言い訳。それを聞いてしまったインは飛び降り自殺。インがストーカーオバケ化する。でもこれ実は、真相が全然違う。

シーは女優をしてて、ホラー映画のオーディションするんだけどそこにガチ怨霊が現れて、怖がる様が名演技だねぇとか褒められたりする。この後も現実や夢の中やらでインに付き纏われて、いきなり亡霊現れるみたいな驚かし。ホラー映画撮ってる事は、ほぼ活かされず、ワンカットくらい。
ロケがリゾート地なのと、挨拶する時に手を合わせて「สวสัดีคะ่サワディカー」言うんで、あぁそうかタイ映画、と思うくらいで特に怖いシーンはない。
極端な話、回想ダイジェストで殺人の経緯が全てわかるから、内容の全ては最後の20分にかかってる。

エンドロール後にこの人の元カノでした的なのがあって、元カノというのはインのことじゃなくてシーのことだったのだなと理解する。まぁ悪くはなかったDeath。

飛び降り自殺がプールのへりに頭の側面からゴリッといくのが恐グロかった。善人っぽい主人公女が実はサイコで、しかもすでに死んでいたオチ。怖い夢を見て、というのは夢で、というのも夢で、っていうシーンが繰り返されるが途中でもうそういうのいいよって気になる。ラストはニュースで主人公の死を知る元カレ。アジアっぽく湿った陰気さや黒髪ロングの白衣装 がJホラーと通じる。メイクよし、ホラー演出単調。