マグニフィセント・セブンのレビュー・感想・評価
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アントワン・フークワの最高傑作。ヘイリー・ベネットの凛とした美しさが印象的です。
凶悪なボーグ一家に支配された小さな町ローグ・クリークの人々は、教会で起こった暴行事件を機になけなしの財産を元手に賞金稼ぎの流れ者サムにボーグ一家打倒を依頼。サムはならず者たちを仲間に引き入れ町に乗り込み、一家に対峙する。
ボーグ一家の悪行三昧から決戦までをエモーショナルに描写、7人衆の各キャラクターを繊細なカットの積み重ねで立体化した後で無数の構図でスタイリッシュに7人衆を捉えており、まるで物陰に息を潜めて銃撃戦を見守っているかのような臨場感。映像も音響も奇をてらったものは一切ない直球勝負、『荒野の七人』のリメイクということでサントラもバーンスタインの有名なテーマを使用。
出演者は皆素晴らしく、特に未亡人エマを演じたヘイリー・ベネットが印象的。サムの「復讐を望むのか?」との問いに、「望むのは正義。その為なら復讐も受け入れます」と毅然と応え、町を守る為にライフルを手にするヒロインの勇姿はとても美しいです。アントワン・フークワ監督の最高傑作であることは間違いないです。
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