「骨太な本物の西部劇!」マグニフィセント・セブン かつさんの映画レビュー(感想・評価)
骨太な本物の西部劇!
映画館含めもう何回見ているだろうか。そして、何回見ても面白い!
まずは、デンゼル・ワシントン、クリス・プラット筆頭にメインの出演者たちのガンアクションや銃扱いの所作がいちいちカッコいい!ピストル、ライフル、ショットガン、全部カッコいい!ホルスターに手をかける所作、射撃、連射、弾抜き全部カッコいい!個人的にはバスケス役のマヌエル・ガルシアがいちばんカッコよかったです。メインの7人もそれぞれ個性的。性格やバックグラウンド、戦い方が違っていて、キャラクターが立っていましたね。
ストーリー展開も、復讐を決意し、仲間集めて村に戻り、駐在員を一掃し、ボーグの反撃に向けて戦闘準備とサクサクスピーディーに進んで行くのがいいですね。そんな中で、7人の中にも絆が生まれていくのもまた良かったです。
そして、クライマックスのローズ・クリーク村vsボーグ団の決戦。最初こそ7人の活躍で優勢に進めていたものの、人数で勝るボーグ団の攻勢、ガトリングガンの破壊力で徐々に追い詰められていく展開に手に汗握りました。そこからは感動のシーンの連続!トラウマを乗り越え颯爽と戻ってきて敵を一掃するロビショー、死に際してどこか満足げに息絶えたジャック、捨て身で悪魔の銃を潰す決意したファラデー、ロビショーとビリーが追い詰められながらも一緒に戦えるのを喜んでいるに戦姿、そして、ファラデーの道を開くために自ら犠牲にして援護するシーン、何度も何度も目頭が熱くなりました。
最後に、チザムが自分の恨みのためにボーグと戦っていたのことにちょっと複雑なきもちでしたが、西部劇をリアルに感じさせるセットや小道具、キャストの方々の動作、セリフなど、こだわり抜いた骨太な本物の西部劇でした!