「鑑賞記録」カーズ クロスロード ハッピー・ホーガンさんの映画レビュー(感想・評価)
鑑賞記録
社会に出て、職に就いて7年。新しい1年が来るたびに、ゴールがない日々を走り続けている自分を感じています。当たり前のことですが、なったら終わりではなく、なってからがスタートなわけです。そんな日々の中で自分の夢、目標としている姿であり続けることの難しさを感じることは誰にでもあることなのではないでしょうか。今回マックイーンが直面する事態はまさにこれだと思うのです。
夢について、映画が伝えてくれるメッセージはいくつかあります。よくあるのは「夢はあきらめなければ叶う」というもの。確かにその通りなのだけど、叶えられない夢が呪いとなり、その人を苦しめてしまうことがあると思います。そんな人たちに対して「夢はあきらめてもいいんだよ」というメッセージを伝える作品もあります。
しかし!物語のクライマックスでマックイーンが下す決断は、呪いとも諦めとも違う希望に満ちたものなのです。「いつでも新しい夢を見つけることはできる」というメッセージとそこからの展開に胸を熱くすること間違いなし!レースのルール的に大丈夫なの?…とか、細かいことは気にならないくらいの盛り上がりです。ここは是非劇場で観ていただきたい!
あと、(これまでろくな思い出のない)日本版エンドソングですが、奥田民生の歌はスゲーかっこいい!!作品の余韻に浸るのにぴったりですよ。
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