劇場公開日 2017年7月14日

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「超豪華キャストによる、壮大な○○○」銀魂 九段等持さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0超豪華キャストによる、壮大な○○○

2017年8月4日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

単純

登場人物から街並み、小道具・小ネタまで、原作の持つハチャメチャな雰囲気をきちんと再現しようした本作。

総じて言えば楽しい作品でしたが、銀魂を知らない人にはなかなかついていけない(というか、展開を存分に楽しみきれない)部分があるのは致し方ないところでしょうか。

大人気作品ですから過去のものを越えるためには完璧な再現に加え「実は原作からこの人達の姿を想定して描いてきたのではないか」と錯覚させるような、そんな何かが必要な気がします。
特に佐藤二朗、菜々緒、安田顕の3人はそれを持っているように感じました。
全体のシーンでいうとそんな興奮を覚えるのは3割ほどといったところで、残りの7割も面白いんだけど、正直予想の範囲内でした。
○ロインのボディに別の意味で釘付けになったせいもあるかもしれません。

そもそも原作に本人?役で出てくる小栗旬も悪くはないんだけど「ルパン」と「信長」を足して2で割ったような小栗旬、といった雰囲気で、それが銀時かと言われると…まあなかなか難しい。

他にも、予告でも使われている「宇宙一バカな…」からの「ちわ〜っ」というシーンが何度見ても寒々しいのがとても残念でした。

そこを踏まえると良くも悪くも「超豪華キャストによる、壮大な学芸会」だったなあという印象です。
とはいえ、興味のある方は見て損はないと思える作品でした。

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九段等持