劇場公開日 2017年7月14日

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「監督の思惑通り、原作未読者故の甘々評価になりました、まあでも基本面白かったですよ」銀魂 スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0監督の思惑通り、原作未読者故の甘々評価になりました、まあでも基本面白かったですよ

2017年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

萌える

原作漫画もアニメ版があったのもよく知らない状態での鑑賞だったので、全然ついて行けなかったらどうしようかと多少不安な部分もあったのですが、最初の楽屋ネタ的な部分から既に面白かったなぁ、原作を知らない私としてはとにかく福田雄一監督作品特有のくだらない笑いだけを期待して見たので、そう言った意味では十分満足できる内容でした。
劇中でもおっしゃってましたが、「原作未読者は評価が甘くなる」の典型的なパターンですね、自分(笑)
それにしても大作映画でも全然ブレませんねぇ~福田雄一監督は、見ているこっちが心配になるぐらい、くだらない笑いが盛りだくさん、どうせ原作ファンに褒められることなんてないだろうからとある種の開き直りさえ感じる内容でした。
とりあえず、これまで福田雄一作品に嵌ってきた方は、いつも通り安心して笑える映画だったのではないでしょうか。

逆にこれが福田作品初鑑賞だったら、これ映画か?と憤る人がいてもおかしくはないような・・・。
まあそもそもこう言う人なんですと、諦めてもらうほかないでしょう。
とは言え、ふざけているばかりではなく、しっかり魅せるところは魅せていた辺り、いつもよりは気合が入っていた印象でしょうか。
お金も掛かっていたし、原作も大人気漫画となれば、さすがにバカやってるだけではダメでしょうからね、逆にその分終盤は笑いの要素が少なくて、まあアクションは堪能させてもらいましたが若干の物足りなさを感じた部分もあったかなと・・・まあこれはこれで仕方ないけど。

豪華キャストのコスプレショーは、再現率が高いのかどうかは知る由もないですが、皆いいキャラしてましたね、さすがに登場人物が多すぎて見せ場にバラつきがあったのは残念でしたが、作り手も役者も皆楽しんで作り上げていたのは十分伝わってきました、福田組常連はいつも通りの安心感、そして非常連組は新鮮な笑いを提供してくれましたね。
着ぐるみ感満載のエリザベスとモフモフ感たっぷりの定春もいいキャラしてました、エリザベスの声があの人だったとは、無駄に豪華すぎる、福田組だったからこそ成せるキャスティングだったでしょうか。

個人的には橋本環奈いじりが結構ツボでした、ここまでしてくれるとは・・・監督もとりあえずダメ元でお願いしてみたって感じだったんじゃないの?
菜々緒との体型の違いが顕著なバトル、最高でした、もっと見たかったぐらいです。
権利的な部分でギリギリのネタも多数ツボに嵌って、まあとにかく楽しい映画でしたし、アクションシーンも見応えたっぷり、世界観はよく分からない部分もありましたが、分からなくても十分楽しめる映画に仕上げる辺りはさすが福田監督って感じでしたかね。
そして二朗さんは相変わらずいつも通りの二朗さんでした・・・(まさか原作通り?)

スペランカー