「誰向けの映画なのかわからない出来」銀魂 トウセンさんの映画レビュー(感想・評価)
誰向けの映画なのかわからない出来
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銀魂の魅力は台詞回しとギャグの緩急、何でもありな世界観だからこそ人情物の倫理を犯さない事だと自分は考えているのですがこの実写映画ではそれらが成されてない、守られていませんでした
滑舌の悪い役者、間延びしたギャグ、部下たちを死地に先に突撃させて三人で昔話に花を咲かせる真選組(しかもその後近藤はギャグ描写で死地から離脱)
膨大な原作を二時間の尺にまとめなければならないとはいえ原作ファン目線で見ると怒りを覚える出来でした(奥手な定春が交尾してる、高杉と銀時の関係性等)
かといってコメディー映画だと割り切って見ても役者の演技がヘタクソでどれも上滑りしてて学祭の内輪ノリの演劇を見てるよう
CGはウケ狙いでショボくしてるのかと思ったけど出来の悪い定春にツッコミはナシ(着ぐるみのエリザベスにはありましたが)
笑えた部分は源外庵のザク、突然現れたナウシカとメーヴェっぽいなにか、刀が鉛筆の件等実写オリジナルの部分だけでした
下手に原作をなぞろうとしたせいではっちゃけきれず映画全編通してモヤモヤした出来でした
殺陣は頑張ってたと思います
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