「嬉しかった事と悔しかった事の差が尋常ではない。」銀魂 teto0614さんの映画レビュー(感想・評価)
嬉しかった事と悔しかった事の差が尋常ではない。
タイトル通りです。
新八が似蔵の腕を斬るシーンがあって心から安心し、感動しました。
ですが逆に、神楽を助けるために船に乗り込んだシーンで、福田監督が「新八が自分に酔っている」と述べた事が本当にショックでした。
何ですかその2chのアンチスレに出てきそうな言葉は。
「見間違いだと言ってくれ」と思いましたが、見間違いではありませんでした。
解釈違いにしても酷すぎます。
原作をどう読んだらそうなるのでしょうか。
もしかして新八が嫌いなのでしょうか。
だったら福田監督に任せないで欲しかったです。
こうしてレビューを書いている今でも頭のどこかで受け入れられていません。
断じて新八は「自分に酔う」キャラではない。
何故そこにギャグシーンを挟んでしまったのか。
原作、アニメ、新訳の通り神楽を砲弾から間一髪救い出し、煙の中から現れて「お待たせ、神楽ちゃん!」と言う勇姿が見たかったのです。
反対に、先述の乗り込むシーンと、雨の中「もうちょっと早く銀さんを助ければ」と、言い訳の様に定春に呟く姿は見たくなかったのです。
今回演じてくださった菅田将暉さんが歌う『見たこともない景色』の一節、「守ることのために走る」。
今回の紅桜篇に限らず、全ての長編において彼はそういう侍だと私個人は解釈しています。
「志村新八役に菅田将暉さん!」の言葉を毎日眺めていました。
ビジュアルが公開されてから毎日その再現された姿を眺めていました。
その度に元気を頂いていた程嬉しかったのです。
ですので尚更その解釈が悔しいのです。
原作やアニメや新訳がこれにより改変される訳ではない事が救いだったと考えています。
ですので仮に、続編をやるなら何としてでも別の監督にして下さい。
映画を通じて志村新八の魅力が1人でも多くの方に伝わる事、普段から省かれがちなグッズの状況が改善される事、イベントでの扱いが良くなる事、来月12日にある誕生日が素晴らしい1日になる事を祈るばかりです。
そんなところ、まったく気にならなかったけどなぁ~
他のキャストも敢えて最初から言ってますが、あくまでも原作を気にする人は映画をみてきついことしか発言しないからって。
別に楽しかったら何でもいいですよ。
キャストの性格なんか。
監督も本当に正解だったと思うけどなぁ~私個人としては。