こどもつかいのレビュー・感想・評価
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全体的にまとまりのない作品
まずホラーなのかコメディなのかがはっきりせず中途半端だった。近藤が始末される辺りまでは緊張感のある展開だったがそれ以降は茶番。
こどもつかいの一連の行動の動機が自分を裏切ったトミー(大人)への復讐であっても7人の子供達の霊に新しいおもちゃを持ってくるという純粋さであっても、エゴのためにこどもつかいに唆されて親を亡きもの(ある意味で加害者)にしてしまった虐待の被害者であるはずの子供達があまりにも不憫でならない。
社会問題どうこうっていうならこの救われない展開はダメだと思う。
ホラーが苦手な方におすすめしたい
全然怖くないので、ホラーファンになりたいけど怖すぎてちょっと無理っていう人におすすめ。ホラーの世界に来るんならここから始めたらいいと思います。
物語的に言ったらよく分かんない。虐待を受けた子供たちが男の人に連れられて幽霊のような存在になる感じ?なのに、人形の呪いとか出てきてめちゃくちゃです。でも最後お人形さんにありがとうねみたいなところは感動して良かったと思います。あと男の人厨二っぽくて笑いました(笑)
頑張って作ってるのは伝わる
昔からホラーや怪談のたぐいはよく楽しんできたが、最近どうにもわくわくしない。
「残穢」はなかなかに面白かった、こういう手法もありかあ、と。ただ、怖いというより推理ものみたいだったな。
だいたい怪談や恐い話はそんなにパターンがあるもんでもないと思う。日本では江戸期にだいぶさかんにつくられた感じだが、例えば累ヶ淵
とか
お岩さんの話
番町皿屋敷にしても
どれも無念に死んだ怨念の話だ。
そういう怨念系のホラーがまずひとつある。
この「こどもつかい」もそういうものとも考えられるが、幼児虐待という現実にある問題がからめてあるのがなんかバツが悪い。
それはともかく、恐くないしつまらない。
昔、京極夏彦氏が内容というよりプレゼンテーション、つまりどうみせるか聞かせるか、読ませるかが大事だとそんなことを言っていた。
同じ怪談を話しても話す人によって怖かったり怖くなかったりしますね、そういうことですね。
映画ではそれは、演出の仕方とかになるんだろけど
まず、トミーの歌?このメロディがまるで恐くないんだよなあ、この映画。なんでこんなビビんの、こんな歌で?
子どもらもまるでこわくない、なんか笑ってしまう。子役の人選ミスか
ストーリーはなんか破綻してるというかまとまってないというか。でも、そりゃいいや別に
あと不自然にでかい効果音。音でビビらすとか安直すぎる。
総じて楽しめなかった。
Jホラーともてはやされたのも今はむかしなのか、知らないが。
清水さんお願いしますよ〜(;´д`)
回想シーンが残念
今年初の和風ホラーです。怖さのレベルとしてはかなり軽いほうでした。
後半の回想シーンがあまりにお粗末というか、あそこまでの変態がいたら流石にもっと早く誰か気づくだろう…と笑ってしまうぐらい。
数日前にディストピアで近しいシーンを見たこともあり、多少比較して見てしまったかもしれません。
怖がる役回りの同棲カップルの演技はよかったと思います。ただ車の休憩所?あたりのやり取りは男の方が突然キレたみたいに見えて少し不自然に感じました。
要所要所で笑うべきか怖がるべきかみたいなところが多く、困惑したまま最後まで見たという感じです。一番怖かったのはお母さんでした。。
期待値低めor地上波で見るべき
多くのレビューで酷評されており、またジャニーズ出演ということでかなり期待低めで観に行ったら最後まで見る気力は持てた。でも友達に誘われなかったら正直見に行こうとも、レンタルしようとも思わない、地上波でいいやと思ってしまう。
冒頭での虐待シーンと事件を追う記者はよくある感じで物語の内容はつかみやすかった。その後の女子高生が死体を発見するところもインパクトがあり「おおっ…」となったけれど結局面白いと思えるホラーシーンはそこだけ。話の視点は幼稚園の先生ナオミと記者のシュンヤに移され、あんなに歌を怖がっていた女子高生は最後まで現れずしまい。あの歌に魅入られた大人は死んでしまうとあったけど、ある意味頭から離れなくなって怯えているのだったら何かもう一つアクションを起こしてもよかったのではないかと思ってしまう。
滝沢秀明の役の奇抜さには驚かされたけど、見た目の凄さから浮いていてキャラに馴染んでないような演技はみてて辛かった。まだ貞子vs伽椰子の変な霊能者2人組や霊媒師のおばさんの方が面白かった。怖さとかっこよさを求めたのか一言で言うと中途半端のコスプレ。
演技力に対しても最初から期待していなかったがホントに期待しなくていい。女子高生達の噂話や主人公陣の滑っている感はある意味すごいと思う。
話の順序やテンポはだるさをあまり感じさせなかったが最後の方でサーカス広場に出てくるおじいさんはいきなりすぎて思わず劇場で「お前どっからでできたんや!?」と突っ込んでしまいそうになった。
オチに向けて急にスピードをあげたので最初と最後の話の濃密さ甚だしい。
ただ猫の尻尾のようなものでブブゼラみたいのを出現させていたけど、あれはハーメルンの笛吹きを意識して子供を操る、こども遣い(使い)ということなのかなと思った。だとしたら子供に虐待して気持ちよくなっていた大人と、子供を利用して大人を苦しめることで楽しんでいた黒マントは結局は同じなのかなとか深読みしてしまった。
社会問題を取り上げて、虐待や虐待を受けた大人の姿や、呪いかける方法(小指を渡す)など要所要所は面白いがいかんせんホラーにもミステリーにもなりきれてない中途半端さ、キャラの弱さがあり感想としても「〇〇はいんだけど、…」ようなすべて否定は可哀想だから一応褒めとかなきゃいけないような精神が働いてしまう。
不条理ホラー
女子高校生とアベックが多い。
⇒エンドロールを見て、アイドル映画と気づく。
隣で見てた高校生は、途中でいなくなる。
⇒薄いけど解り難いストーリーは辛い。
いろんな意味で不条理ホラー。
まさにネコマタ。ファンも跨いで避けるレベル。
友達や彼氏彼女と見た人は幸せ。
後々までネタにして楽しんでください。
余談ながら。
60年開かずの建物なのに、壁のコンセントの型が新しすぎるのが凄く気になった。
切なかった
従来のホラー映画のような怖さ、ドキドキ感はありません。
内容が子供の虐待を取り扱っていて考えさせられます。本当に怖いのは大人の闇の心で、タッキーはその大人に息を吹き込まれた人形の化身「こどもつかい」でした。純粋な子供の心を持った人形、大好きなパパに裏切られて焼かれてしまいます。人形がもっと残酷でもいいと思いますが、ターゲットが中高生・ホラー初心者向け?ならこんな演出なのかなと思います。新感覚ホラー、清水監督のお茶目なとこが出た作品だと思います。個人的にはこどもつかいさんは、感情なく残酷にグサッと刺してほしい、「お前いらない、いなくなっちゃえ!」グサッ!!でもタッキーにはやってほしくないないからこのまま可愛いこどもつかいさんでいいです。
ピーターパン+It
怖くは無かったというと嘘になるけれど、1番正しいのは哀しくて淋しい子供達の心の叫び、という事になる。
滝沢演じるアレは、美しく浮世離れしていてまさにピーターパン+lt(イット、ピエロのアレ)宿した人形のようで、
有岡演じる『現実を生きる人間』との良い対比であったと思います。
残念ながらこの世から子供を虐待する親は居なくならないという現実が1番怖い。
あの歌は耳に残りますね、英語のカタカナ歌い?なんでしょうか? どんな意味なんでしょうか?
ただあの人形の出来次第ではもっと怖くなった気がする。
安直
駄作…最近、稀に見る程の駄作‼︎‼︎!
安直な設定
安直な演出
安直な脚本
安直な台詞
安直なロケーション
まあ、見事につまらない!
始めの出だしなどは、リングと一緒だった。
噂、呪い、女子高生…他にねえのかよ?
狙いか?
「えっ、パクリ?w」とか笑えばいいの?
主役の男の芝居もあざといし…。
こいつの芝居のおかげでタネがバレバレ。
お前が先読みしたまま芝居やるから、客に全部バレてんだよ!
ホントに酷い!
超絶に下手くそ!
まあ…目を疑う演出もあったけど、たくさん、たぁくさんっ!
同情もするけどさ…ある部分。
まあ、酷い作品だったな。
誰も納得してないだろ?
監督だけか?
いやいや、監督も頭抱えてんじゃねえのか?
これがベストとか思ってたら、終わってるよ。
あああああああああ!
つまんなかった!!!!!!!!!
ホラーなのに怖くないからとか、そういう事ではなく、人物の行動原理に無理矢理感が強く…腹が立つ。
勝手に動いてきた移動式の蓄音機?のレバーを回そうとするか?
あの年代の男性がそんな仕組みを理解していると思うのか?
なぜ、回してみようと思ったんだ?
なぜ、回すべきだと思ったんだ?
明らかに自分の意思で操作してる表情だぞ?
その必然性が、お前のどこにあったんだよ?
…台本に「レバーを回す○○」と書いてあるとしか思えず、回す事に疑問を何故持たないのだろう、このアイドルは?
アイドルだからだろうか?
現場で見たはずだよ。
始めて目にした時、なんだこれは?と。
どこを回せばいいの?とスタッフに聞いた筈だし説明があったはずだ。
それがリアルだよ。
なぜそこをないがしろにするのだろうか?
そこにある違和感が全て作品の都合という言葉で塗り固められ結果ああいう都合のいいリアクションしかしない人物像が出来上がる。
人形を倉庫で探す時、彼は「どれだっけ?あ、これだ!」って芝居を挟む。
目線を泳がせるのだ。
でも、よく考えてほしい。
あのデカイ箱と見間違うような似たような箱があの棚の何処にある?
アレしかないのに、あの芝居を挟む理由が、その人にはないはずなのだ。
観客はその立ち居振る舞いに必然を求める。
無意識にだと思うが。
むしろ違和感があるなら、それが痛烈に残る…故に前出の芝居にもその意思を瞬時に真意を探る。
だが、腑に落ちない。
バカにしてんのかとずっと思ってた。
そういう事が頻繁に起こる!
このアイドルには、男には特に!!
監督も同罪だよ。
しっかり演出しなさいよ。
出来ないわけじゃないだろう?
何かに抑圧されてんなら、映画監督とか楽しくないでしょ?
嫌なら撮るのやめれば?
もう「清水崇」の名前では映画は見にいかないかな。
失笑、マンネリ、そしてこれ「リング」だっけ?
清水監督…どうしちゃったのか?
ジャ○ーズ事務所が関係すると作品が骨抜きになるのだろうか?
とりあえず、演者の演技が酷い。
冒頭から女子中学生グループのモブキャラのセリフ回しが酷くて笑う。
結局まともなのは西田さんとおじいさんくらいかな。
あと子役も頑張ってたと思うので除く。
そんな感じでストーリーに集中できない。
あと、音の強弱でびっくりさせるだけ。段々マンネリ化するんで「あ、出てくるのね」ってなる。
内容の素材自体はなかなか面白いと思った。
丸尾末広テイストを感じるサーカス、腹話術の人形、子ども、子どもの不安定な歌、そして社会に対しての問題提起。
だけど、残念なことに全く活かされていない。ストーリーの内容も薄い。
あと、途中から「リング」シリーズがチラチラする。
そう言えば主人公の妊娠ネタも活かされないまま。
レンくんがトニーと旅立ち、主人公の子として転生してきたりするラストとか、あっただろうに。
まぁ、そのオチは呪怨2でやってるけど。
そのわりに、ジャニーズキャストの無駄に多いカットの数々。滝沢ももう少し上手だったと思ってたけど、今回はコントだったし、謎解きキャラの有岡については役不足すぎる。もう少し年齢高めの役者でもよかったのかも。
ちょっと残念
扱うテーマは結構ヘビーですが、作品のベクトルと
役者の芝居がバラバラに感じたなぁ。。。
タッキーの人形もやりたい事は分かるんやけど、
もうちょっと不気味さとか内に秘める狂気とか
出してもらいたかった。。。
あと、個人的な鑑賞環境の問題ですが、隣の
小学生の集団がギャーギャーうるさくて
集中出来なかった。。。
なんか残念な作品です
大人への戒め…
ホラーを観に行って、泣けてしまうとは思いませんでした…
昔から大人が子どもに対しては『暗くなっても帰ってこなかったら、恐いおじさんに連れて行かれるよ!』とかと戒める話がたくさんあったと思いますが、中で描かれているように昨今の子どもを取り巻く逃げ場のない虐待等辛い状況に対するこどもから大人に向けたキツイ戒めに思いました。振り切れてるどこまでもこどもに優しいこどもつかいタッキーもよかったです!
最後が悲しかった
ホラー映画は苦手で見ませんがこの映画は怖いだけでは無いという事で行きました。見て良かったです。まずタッキーの怪しく美しいこどもつかい(彼はなぜどんな格好をしても美しいのか)無邪気さと可愛らしさとそして哀しさを持ち合わせた人形の化身をよく表現してた。彼にしか出来ない役に思えました。。そして有岡君と門脇さんのコンビも良かった。最後の方で壊れた人形の頭を門脇さんが抱きしめてる時、悲しくて涙が出た。考えさせられた作品です。もう一度見に行きます。
ダーク・ファンタジー
普段、ホラーは観ないんですが滝沢くん演じる「こどもつかい」の出で立ちと、悪いオトナに死を届けるという物語が気になったので観に行く事にしました。
予告を観た時に、そこまで怖い感じではなさそうだったので大丈夫かなと思いつつも呪怨の監督という事もあるのである程度、覚悟していたのですが蓋をあけてみるとホラーというよりはダーク・ファンタジーに近かったですね。
滝沢くんが主演だったので、こどもつかいがメインなのかと思っていましたが物語の軸は有岡くんや門脇ちゃんが演じる事件を追う記者とその恋人が中心でした。
こどもつかいは前半は、全くしゃべらず寡黙で想像した通り、かっこいいなと思っていたんですが物語が進むにつれ饒舌になり道化師というのが一番ぴったりだったかな。
テーマとしては子供への虐待を扱っているので重い部分や凄惨なシーンもあるんですが全体的には子供向きな印象でした。
ゴリゴリなホラーが好きだったり呪怨を期待して観に行った人は、かなり拍子抜けだったのではないかと思いますが、私は心臓がドキッとする事もなく安心して観られました。
「こどものうた」という少しほのぼのとする劇中歌があるんですが、そういう雰囲気もある作品です。
この歌の歌詞は二通りの意味があったのが面白かったですね。
観終わった感想としては、戦隊ものでピエロの怪人に不思議な世界に連れ込まれ弄ばれるという印象で、ホラーが苦手な私としては、ちょうどいいホラー感でしたが全体的にゆるい感じがあって少し物足りなさもありました。
そういう点でもやっぱり子供向きなのかなっと、、、大人が死ぬ姿は結構キツイ描写だったので諸手を挙げて賛成はできないんですけどね。
怖さという点なら霊的な怖さより人の怖さですね。
こどもつかいは、子供の願いを叶えているだけで子供自身が親に死んじゃえと思っている。
そう思わせるのは大人達、これが一番怖い。
尚美の後悔はちょっと可哀想でしたね。
映画に行こうって、そりゃ「えっ!?」ってなりますよ。
でも、そこまでは虐待を受けているわけで、シングルマザーで大変なんだろうけど。
親もどこかでストレス発散したいんだろうけど、子供に向けるのは違うよね。
難しい問題ですね。
江崎達は、事件が終わった後も、なんで人形を持ったままだったんだろうか?
処分できなかったのかな?ずっと持ったままの方が怖い気がするけど、、、
最後は、それでも尚、呪いはとけてないという事か、、、
続きが少し気になりました。
意味がわからない
今の社会背景も入っているが、内容が収まりきれていない場面が飛びすぎているし、この人形は何故こうしたのか?トミーとの関係、村の内容が薄すぎる。子供は、増えず他の子達は?と内容が薄い!パターン化しすぎてなえてくる。もう少しトミーの内容もいるように思う。
要は見る方の心構え次第
本格的なホラー映画を期待しなければ、結構楽しめるはず。
こどもつかいをコメディに描いて、怖さがポップになっているのはメガホンを取る人の腕だけど、この映画が怖くないのは、ストーリーの筋が甘いせいが強い感じがする。
実際、見ながら途中で、論理的な矛盾にばかり目が行って、展開にのめり込めなかった。
あと、追い詰められて子どもに暴力を振るう母子家庭と、単純に子どもに性的なイタズラをする趣味のあるオッさんは決して同列ではない。
この映画のテイストだったら、前者にフォーカスして社会派映画っぽく仕上げるんじゃなくて、後者にフォーカスして勧善懲悪劇にした方が、首尾一貫してたんじゃないかな?
何だかなぁ
ありきたりで無いホラーを目指した意欲作と思いたい。
が、中途半端な感が否めない。
主人公の葛藤を活かして人形が死に向かわせるとか、いっそ未来の子供を出して絶望させられるとか、サーカスの事故の真相をもっとミステリ仕立てにするとか、なんか掘り下げて欲しかったかな。最後のアクションバトルはいらん。。
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