「ホラーが苦手でもオーケー」こどもつかい ryさんの映画レビュー(感想・評価)
ホラーが苦手でもオーケー
ストーリーが分かりやすく、ハラハラドキドキしながらも謎解きを樂しめる爽快感、期待を越えた面白さがありました。いたずらに恐怖感だけを煽ることがないので、ホラーが苦手でも観られると思います。
タッキーのこどもつかいが際立っていました。不気味さの中に美しさと子供の無邪気さが混じり、切なく、見終わってからも強く印象に残りました。有岡大貴くんの新人新聞記者の演技も自然で、物語の進行をマイルドにしているように思います。
社会性のある問題を提起しながら、暗い気持ちで終わらせずに、見る人それぞれの立場で考えさせる。キャストの魅力を十分に引き出して今までにない新しいホラーエンターテイメントに仕上げた清水崇監督の力量はさすがです。
次は、もっと細かい所作や小道具までじっくり見てみたい、そんな気持ちにさせる作品でした。
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