天使のいる図書館のレビュー・感想・評価
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知識とは想像力の扉を開けるための道具。
『知識とは想像力の扉を開けるための道具。想像力に蓋をするような知識は無い方がまし。そんなの機械だ』
知り合いの司書の方は子供の頃、図書館の児童書を全て読んだとの事。
そして、今年になって、小説を出版した。彼女の蓄積した知識が想像力を掻き立て、芸術作品を産んだのである。しかし、出来た作品は児童書とはほど遠いカミュの『異邦人』の様な作品だった。
『今日、ママンが死んだ』
彼女は『ティファニーで朝食』の『ホリー・ゴライトリー』を『ルラメー』とあえて呼ぶ事がある。ルラメーのアフリカの話と、猫に名前が無い事と、ルラメーは結局♥
図書館の司書さんに言いたい。
司馬遼󠄁太郎先生の小説で日本史は勉強出来ないよ。日本の近現代史だったら「カムイ伝」って我が日本史の恩師はのたまわっていた。僕に異論はない。
彼女のこのレファレンスサービスは、空想科学的に解釈すれば、過剰労働であり、個人的利益供与に当たり、公務員としては法律に抵触する行為である。
『ベルリン・天使の詩』は泣けるけど、その前に眠くなる。
今日は出張レファレンスサービスに参りました
映画「天使のいる図書館」(ウエダアツシ監督)から。
本好きの私は、どうしても図書館ネタの本に弱い。
だから、監督はこの作品で何を伝えたかったのだろう、
そんなことよりも、図書館サービスなどが気になってしまう。
今回は、レファレンス・サービス。
「あの~、泣ける本が読みたいんですけど・・」と言われ、
「1番泣ける確率の高い本です」と言い、
「残虐・拷問・処刑 西洋拷問器具辞典」を探すのはギャグだけど、
やはり、図書館司書の醍醐味は、レファレンス。
主任らしき司書さんが、何度となくアドバイスをする。
「相手が何を求めているのか、それをわかってあげるのが
レファレンス・サービスだと思うよ、私はね」
「どんな方がどんな気持ちで読むのか、
それに寄り添えば、その方に合う方がわかる気がするんです。
私たちの1番の喜びは、利用者の方と本をつなげることですから」
「レファレンスをするときには、
その一冊が利用者の人生を変えるかもしれないということを
きちんと考えて、本を選んでください」・・
うんうん、いいこと言うなぁ・・とメモが増えた。
ただ選んだのは「出張レファレンス・サービス」
高齢者が増え、町の中央図書館にも足が運べなくなった時は、
また近くの公園まで車で運ぶ「移動図書車」復活かな・・と
漠然と考えていたから「出張」は新鮮だった。
これって、どこか実施している図書館あるのかなぁ、気になる。
こんな子いるかな・・・
天使とはてっきり小芝風花ちゃんのことかと思って観たらロボット口調で屁理屈ばかりの変なキャラでした。上品で優しい香川京子さんに感化されてそのキャラが多少ましになるのだろうとすぐに察しがついたのですが半分当たり位、ホレストガンプのワンシーンのように羽が天井から舞い落ちてきて天使は本物が図書館の天井に居たのだとわかりました。
子供向けかと思えば「恋愛とは性欲を美しく言い換えただけ」と過激なセリフ、文科省選定なのに良いのでしょうか、お役所もずいぶん丸くなったものです。もともと葛城観光振興シネマプロジェクト”によって製作された作品で、奈良に実在する図書館を舞台に頭でっかちな新米司書が人間的成長というかフィクションの効用に目覚めていくお話。観光名所と言うより神社めぐりの様相は土地柄でしょう。
サイドストーリーの国語の先生と教え子の道ならぬ恋物語は淡い思い出だけで止めておき再会シーンは不要、天国で逢っているでしょうの方がロマンティックだし観客の想像に委ねるべきでしょう、そもそも本の良さを礼賛するなら事細かに具現化するのは野暮と言うもの。特に森本レオさんは優しそうな仮面の裏にセクハラ・スキャンダルがある人なので興醒めでした。
まあ、べたな少女の成長物語では今の子には受け入れがたいと思ったのか妙なひねりを加えて喜劇仕立てにしています、つくり過ぎのような気もしますが風花ちゃんの天然ぽいキャラとまじっていい味出していました。
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