変態だのレビュー・感想・評価
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珍作を超えたクライマックスの電撃的なカッコよさ。
イラストレーター/デザイナーで“ソラミミスト”として知られる安齋肇の初監督作。原作と脚本はみうらじゅんで、18禁ポルノ扱い。ゆるいおじさんたちがふざけて作ったと多くの人が思うだろうし、その判断は決して間違ってはいない。
が、同時にまったく予想外の快作だった。大きく四つの章に分かれ、それぞれに青春映画、濡れ場ポルノ、サイコスリラー、そして最後はとんでもないサバイバル劇。映像は強烈にカッコいいし、ミュージシャン前野健太の煮え切らない役者っぷりもみごと。
「変態」要素についてはミもフタもない脱力ギャグだと感じたが、問答無用でその先のとんでもない地平まで連れて行ってくれる凄味がこの映画にはある。
クライマックスはバカバカしさが天井を突き破り、もうただただカッコいい。こんなにカッコいいビジュアルは久々に観た。眉をひそめる人がいて当然だが、バカ映画でありつつもバカ映画を超えた特異な事件だと思う。
カオスすぎて腹筋崩壊。
「変態だ」DVDで鑑賞。
*概要*
企画&原作・みうらじゅん、長編映画初監督となる安齋肇のコンビで製作されたロックとポルノをテーマにした青春映画。
*主演*
前野健太
*感想*
空耳アワーでお馴染みの安齋肇のファンなので、前から気になってた作品。
ほぼモノクロ映画、役者の台詞が棒読みだし、ツッコミたい所が結構ありますが、クライマックスの雪山での前野健太vs熊シーンは、状況がカオスすぎて笑ったww
各場面がシュールだし、前野健太さんの演技が見事。AV女優とのセックスシーンだけはモノクロじゃなくてカラー。しかも、地味に長かったから生々しかったな…(^^;
全く知らない俳優さんですが、今作でファンになりました。
最後、主人公が「変態だぁ~!!」と叫ぶシーンは良かったかな。(^^;
尺が短いし、サクッと観れますが、意味不明な所もありましたが、そこそこ面白かったです。(^^) クライマックスは、カオスすぎて腹筋崩壊w
個人的にもっと観たかったですw
ラスト10分がすべて
飲みながら「これを使ってこうやるのとか面白くない?」
なんて大盛り上がりしたネタを
そのまま映画の尺まで引き伸ばした感じで、
クライマックスに至るまでの流れに
映画の豊饒さがほぼなく、
状況説明とエロだけで
あっという間にクライマックスを迎え終わってしまう。
みうらじゅんも大好きだし
ソラミミアワーだって欠かさず見てる。
白石マリリンなんてたぶんAV嬢でもっとも好きだし、
前野健太も大好物。
これだけ好きな人が集まっているのに、
うーん。うーん。
ただ、クライマックスは笑ったし、
前野健太の曲にはシビれまくった。
意外と硬派な変態映画だ
トレーラーハウスに住んでる家族が変態世界一をめぐって争うカルト映画なのかと思ったら違いました。
意外と硬派な変態映画だ。
雪山で遭遇した熊とSMグッズで戦うシーンはレヴェナントさながらの迫力だ、そして脱力だ。
ラストで主人公が自分を肯定するために叫ぶ「変態だ!!!」にあたしは感涙だ!
やりたい放題やったぜ!って(笑)
JALのキャラクター「リゾッチャ」や
象印ロゴの作家であり、
ソラミミストで知られる
イラストレーター安齋肇さん。
彼の初監督でさらに、
原作脚本がみうらじゅんさんときたら、
やっぱり気になる。
しかも18禁ポルノ扱いで、
タイトルは「変態だ!」(笑)
ゆるぶっとんだオジサン二人が、
サブカル的な世界観で
どんな悪ふざけをしてるのか。
シネコンで堂々とやっているのも、
笑った。
上映1週間後の平日、
18時頃の回で観客は
男女半々10人くらい。
サブカル風なシングル客ばかりだよ(笑)
お話はドMなミュージシャンの、
シンプルな浮気話。
映画は全編ほぼモノクロームで、
程はアートっぽい。
けど濡れ場では突然カラーになって、
わかりやすいエロ演出。
クライマックスまでは、
そんなに変態じゃなくて、
普通のSM狂じゃんなんて思ってたけど、
最後にどかーんとぶっ壊れた。
主役のミュージシャンは、
ホントにカラダを張っていた。
いろいろと
かなりチープな作りだけど、
これも狙いなのか。
おバカなドSM表現の連続に、
嫌悪感が沸き起こるー。
演者は皆、
キャラクターが立っててよかった。
特に奥さん役の白石茉里奈さんは、
演技もなかなか上手で雰囲気があった。
頑張って欲しい。
クドカンがラストに少しだけ出てくるけど、
その存在感にため息。さすがだなぁ。
まぁ期待したほどじゃなかった。
ちょっと奇抜な主人公設定で、
モノクロでカッコよくシュールな映像にして、
ロックな音楽鳴らして、
エロシーン入れて、
最後はめちゃくちゃやって印象付ける。
そんな薄っぺらなカンジがしちゃった。
やりたい放題やったぜ!
ユルいんだから、いいんだよっ!
ついてこいよ!的なのは、
好きな人はカルト的に
持ち上げるんだろうけど。
作り手は二人ともアーティストなのだから、
もっとカタルシスを感じたかったなぁ。
メッセージが響いてきて欲しかったなぁ。
あー、僕がマジメすぎるのかな(笑)
本当に安齋さんが撮ったのかな?
ひたすらみうらじゅんテイスト。安齋さんらしさはどこ?脚本はみうらさんだから話がみうらテイストなのはしょうがないけど、別にみうらじゅん監督でよかったのでは。
話のしょうもなさに文句つけてもしょうがないというタイプの映画だけど、正直、観るほどでもなかった。最後の対決以外は、しょうもなすぎて笑えるというほどでもなかったし…。SMが題材ということでは松本人志監督「R100」よりはマシかなぁ、ってくらい。
音楽はどれもこれもカッコいいです。
めちゃくちゃ面白かったです。
前野健太の歌声がすごくよい。
冒頭の足元のみ映るシーンがかっこよく、
大学に入学するシーンはコントでした。
白石茉莉奈のシーンのみカラーでシュールで大爆笑でした。お風呂のシーンからは白黒になってなぜか全然エロさを感じないってところがすごい。
最後のオチを見て、主題歌の意味がやっとわかる。
そんな映画でした。
象印マホービンのデザインも手懸けてます
タモリ倶楽部好きでしかもサブカル好きだったら、最も有名な人の一人であろう安齋肇の初監督作品、しかも原作者がみうらじゅんで、いかにも仲間内だけで作った羨ましさの境地のような作品である。一応映画会社も抱き込んでいるのだから、『ゆるキャラ』ムーブメントの貯金はここでも生かされている筈。
作品の内容は荒唐無稽だし、みうらじゅん的世界観爆発なペーストである。SMあり、熟女系AV女優あり、ロック、フォーク、そして、熊・・・クマ?最後はよく分からんがw
勿論、ツッコミどころ満載であり、まぁ普通の商業ベース作品ならば絶対通らない企画なのだろうが、そこは商業としての『サブカル』を代表している二人だからこその許される内容なのだろう。
本作はとにかく秀逸なのはキャスティング、特に女優だ。月船さららと白石茉莉奈を起用したことが作品に深く影響を与えている。天使と悪魔を表現するのにこれ程絶妙なキャスティングはないだろう。良妻賢母でグラマラスな妻、そして的確に自分の性癖や性感を突いてくる女王様の愛人。主演の前野健太の演技やシルエットの貧弱さをフォローできていて、逆に味わい深いものにしている。
場面の殆どが白黒で、カラーが一カ所しかない不思議な映像だが、雪山の林のカメラワークは幻想的で、手垢がついた表現だが、『シュール』という世界観を巧く表現できている。愛人を食い散らかした熊との対峙で天命を受けたかのような空からの稲光、闘う武器はアダルトグッズ。最後は熊のケツ穴に自分も入れさせられていたピンクローターをぶち込み、とどめを刺す。まぁ企画会議を高円寺近辺の飲み屋で馬鹿話しながら作っていったんだろうなと思わせるほどの展開は、作品の行間を読むのも馬鹿馬鹿しい程の脱力系だ。
随分金の掛かった彼らの『おふざけ』を笑えることができれば、反体制側の判子を押される事請け合いである。
もう少し、主人公のマゾヒズムを感じさせる伏線を張ってくれたらもっと深みが出ると思うのだが、そう思うのもやはり自分も『変態』かw
前野健太の主題歌は切なく綺麗な楽曲なので、お薦め。
煮え切らない
すべての魅力が生かしきれなかった感じ。
女性二人ともとても魅力的な女性なのに、なんかいまいちグッと来ない。
前野健太もそんなに変態に感じない。
大部分をしめる白黒画面も必要を感じない。
ストーリー役者音楽映像、ぜんぶ良かったはずなのになにかが足りない。
見ていてすごくストレスでした。
とても残念、次回作を期待してます。
変態だ!
がわたしのなかで流行語になりそうだ。
最初も最後もとてもカッコ良い。
序盤は本当わたしの好きな感じ。
青春って素晴らしい。
今年は面白い映画が沢山あって
そのどれもが期待を裏切る良作だったけど
この映画もそのひとつ。
安斎肇凄い、凄くいぃ!!!!!!
映画撮る才能に満ち溢れている
みうらじゅんも好きだ。
みうらじゅん×田口トモロヲもいいけど
みうらじゅん×安斎肇もいいね
大好きなクドカンも出てたし
クドカンやっぱかっこいい♡
「不合格通知さ〜ん!」
みうらじゅんとか安斎肇とか
田口トモロヲとか宮藤官九郎とか
タモリ倶楽部とか園子温とか
好きな人はぜっっッたいに好きな映画!
ガチでお勧め作品ですね。
ワンッ!
妻子ある売れないドMミュージシャンの話。
一応エロと音楽がどうのというストーリーだけど、ストーリーなんかあってない様なおバカ映画。
ちょっと浮気相手のキャラが面白味に欠けたけど、バカッぷりは楽しかった。
ラスト一山は意外な展開だけど、オチがみえてしまってチョイ残念。もっとバカに振りきっても良かったかな。
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