「平凡な親父」ジャック・リーチャー NEVER GO BACK uzi9mmさんの映画レビュー(感想・評価)
平凡な親父
一匹狼のやり手の元軍人で、女は一夜限り、惚れた女はむしろ抱かないというハードボイルドなジャック・リーチャー2作目。そんなジャック・リーチャーは今作では、思春期の娘とどう接していいかわからない平凡な親父でもあるのだ。
アクションもあって相変わらずカッコいい。しかし、娘の存在は諸刃の剣であったと思う。ストーリーに緩急をつけ、リーチャーの人間的な一面を見せるという意味では大きな役割を担っているが、父親になった事の無い私としてはそこまで感情移入できなかったし、ただただカッコイイ姿を見たかった。映画のラストも妙にセンチメンタルな感じになっている。
娘の登場は、2作目はまだ早いのではないか。もっとシリーズが続いたとして、リーチャーの人間性を存分に知った上でなら意外性があって面白かったかも知れないのだ。
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