「恐怖の中で浮き彫りになる、家族の確かな絆。」ライト/オフ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
恐怖の中で浮き彫りになる、家族の確かな絆。
【賛否両論チェック】
賛:恐怖の中にも、親子や兄弟、恋人といった大切な人との繋がりを感じさせるストーリーが魅力。設定や演出等、ホラー映画としても良質。
否:ある意味お約束の驚かせるシーンがメッチャ多いので、苦手な人には絶対不向き。
さすがはジェームズ・ワン製作だけあり、恐怖のツボを心得た演出が魅力的で、油断しているとメッチャハラハラさせられます。逆に言うと、ホラーが苦手な人は絶対観られない部類の作品でもありますね(笑)。
また、ただただ怖いだけではなくて、母に取り憑き蝕む過去からの亡霊に対し、これまで疎遠だった娘がなんとかしようと奔走する姿や、そんな娘に母が見せる親の一面、そして幼い弟や心優しき恋人との絆等、“家族”というもつが持つ真の強さを感じさせるような、そんな作品にもなっているのが印象的です。
メチャメチャ怖いホラー映画ではありますが、人間ドラマも垣間見える、良質の作品といえそうです。
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