「イジメ(bullying)撲滅のために筋肉ムキムキになろう!」セントラル・インテリジェンス kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
イジメ(bullying)撲滅のために筋肉ムキムキになろう!
毎日6時間20年間筋トレを続ければみんなロック様になれる。ブヨブヨのいじめられっ子が20年経ったらCIAエージェントになっていた・・・という、夢のような話だけど、ドウェイン・ジョンソンの筋肉の中に込められた優しさが響いてくる。
冒頭の高校での出来事がまず泣かせてくれる。顔はザ・ロックなのにブヨブヨになったCG映像。かつてのエディ・マーフィをも彷彿させる体形になっていたのだ。生徒全員の前で裸のまま放り出されて「粗チン」だとイジメられるゾッとする内容なのに、それをジャケットを着せて助けてくれた学園一の人気者ゴールデン・ジェットことカルビン・ジョイナー。彼がロックに恩返しで助けてもらえるんだと想像できるプロットではありますが、派手なアクション、しかもCIAエージェントで上司に追われてるというワクワクさせられる設定なのです。
数々の映画を会話の中に取り上げているのですが、基本的にジョン・ヒューズの『すてきな片想い』(1984)に思いれがあるようで、やっぱり見ておかないと笑えないのかもしれません。
最後のNG集を見てもわかるように、かなり楽しんで作られたバディ・ムービー。素人がスパイ活動の相棒にさせられていく姿も、過去の栄光を取り戻す過程で真の友人を見つけていくなど、暖かいものなのです。やっぱりドウェイン・ジョンソンにハズレはないのかも。また、ケビン・ハートの演技(ウィル・スミスの黒人版w)もよかったし、これから先、年内に2本も見られるかと思うと、ドキドキが止まりません!
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