バチカン・テープのレビュー・感想・評価
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エクソシスト物ではなく、反キリストの誕生譚
『コンスタンティン』のミッドナイトが神父だった頃を描いたスピンオフ(に見える)オカルト映画。
神父と悪魔の対決というより反キリストの誕生を描いた内容なので悪魔祓いシーンは少なめ。
主人公のアンジェラ(天使を意味する皮肉)の彼氏が良い奴で『ライト/オフ』思い出した。
頻繁な映像切り替え手法が観る側の集中力を無くす。
主人公の女性:アンジェラが悪魔に取り憑かれ、徐々に悪い事が起き始め、周りが悪魔祓いをするお話。
冒頭の悪魔祓いの映像はカッコいい。
しかし、、、、。
前半アンジェラの身や周り徐々に変化が現れていくのですが演出に大した面白みが無い。
ってか、全体的にホラー演出が下手くそ。
映像的にもカメラ映像と実在映像の2視点切り替えが多過ぎて、のめり込み要素が少ない。(予算が無くなったからなのか、この視点切り替えも後半になれば雑となる。)
アクション部分も速すぎて雑。
集中力が途切れる。こんなドンと構えれないオカルトホラーも珍しい。
後半になればマシになるかと思ったが、ならなかったw
終始テンションダウンで観なければならないのが辛い。
「少しは落ち着け。」と映画に言い続けていました。
映画がパッとしないのは何故だろうか?
実話では無いからだろうか?
意外と中身が無かったのも事実。
叫べばいいってもんじゃない。
アンジェラに魅力が無いのも痛い。
最後に
エンドロールに10分以上使うなよw
エミリー・ローズよりパワー系
悪魔祓い系映画はいくつか見てきたが、その中で最も強い悪魔憑きだと思われる。
ストーリーは、25歳の美女に悪魔が取り憑いて、なんとバチカンから枢機卿が悪魔祓いに来てくれるというもの。
悪魔に憑かれた後の、微妙な違和感から始まり不穏な日々に変わる流れは他の悪魔祓い映画と大差無いが、多数の人間を操ったり、クライマックスのシーンなど、これまでにもない派手さはある。ツッコミどころの多いパワー系破壊描写だけど。
エピローグ部分ではスケールがでかくなりすぎて、なんとなく安っぽくなってしまったのが残念。
他の悪魔祓い映画より、ファンタジー臭がするしキーワード詰め込み過ぎて伏線にすぐ気付いちゃう。
今回の悪魔の正体を調べてみると、イスラム教にも通ずるものがあって中々興味深かった。
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