「エミリー・ローズよりパワー系」バチカン・テープ あたりめぴさんの映画レビュー(感想・評価)
エミリー・ローズよりパワー系
悪魔祓い系映画はいくつか見てきたが、その中で最も強い悪魔憑きだと思われる。
ストーリーは、25歳の美女に悪魔が取り憑いて、なんとバチカンから枢機卿が悪魔祓いに来てくれるというもの。
悪魔に憑かれた後の、微妙な違和感から始まり不穏な日々に変わる流れは他の悪魔祓い映画と大差無いが、多数の人間を操ったり、クライマックスのシーンなど、これまでにもない派手さはある。ツッコミどころの多いパワー系破壊描写だけど。
エピローグ部分ではスケールがでかくなりすぎて、なんとなく安っぽくなってしまったのが残念。
他の悪魔祓い映画より、ファンタジー臭がするしキーワード詰め込み過ぎて伏線にすぐ気付いちゃう。
今回の悪魔の正体を調べてみると、イスラム教にも通ずるものがあって中々興味深かった。
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