劇場公開日 2017年4月1日

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「眠りの奥で奇跡を起こす Just a single girl の願いや祈り」はらはらなのか。 Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 眠りの奥で奇跡を起こす Just a single girl の願いや祈り

2025年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

幸せ

驚く

 酒井麻衣監督作品のひとつで、エンターテイナーのマイルストーンを描いています。
 前後しますが『ストロベリームーン余命半年の恋』(2025年 10月17日公開)の試写会を観て、オシャレで綺麗な作風が氣に入り、酒井麻衣監督作品をAmazon Prime Videoで見つけて鑑賞しました。

『雨に唄えば』(1952)のリナと同じ名前のキャラクターが登場しますが、ほぼ関係ありませんでした。
恋愛要素はありませんが、少しだけミュージカル要素があり、数回あるそのシーンが個人的に好きです。
家族愛と女の友情のエレメントを強く感じました。
不思議なことが起きたり驚くシーンがあり、わずかにホラー要素も感じました。
洗っても落ちなそうな黒い雨のシーンはインパクトがありました。
実在する熊本学園大学付属高校の関係者の協力

・ナノカ(原菜乃華)...女優を目指す中学生。
・マリカ(松本まりか)...ナノカの母。
・リン(吉田凜音)...歌手を目指す生徒会長。
・ユウカ(上野優華)...劇団員。
・その他、粟島瑞丸(粟島瑞丸)、ミッチー(micci the mistake)、モモ(もも)、コハル(小春)、カンカンバルカン(カンカンバルカン)など、役名が本人と同名で、本作の登場人物の役柄は演者に宛書きされているというのもポイントです。
・リナ(松井玲奈)...レイナではなく、『雨に唄えば』(1952)のリナと同じ名前の喫茶店の店主。この登場人物に関しては宛書きされておらず、監督と同い年の松井玲奈がキャスティングされたことから考察すると、リナは酒井麻衣監督自身の象徴なのかもしれません。

 今作を観て、酒井麻衣監督と同じくらい松井玲奈さんのファンになりました。主題歌はチャラン・ポ・ランタンの「憧れになりたくて」。因みに今作と関りが深い「シャボン」(松井玲奈とチャラン・ポ・ランタンの曲)が YouTube にありました。

Don-chan
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