「心に響く脚本」幼な子われらに生まれ ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)
心に響く脚本
重松清らしい人の心の微妙なヒダを描いた作品だった。
再婚同士の夫婦を中心に、それぞれの子供と元の配偶者がは絶妙に絡み合う。
思春期の妻の娘の態度から,歯車の狂い出した夫だが、自分の娘が生さぬ仲の父親の死に激しく動揺し泣き濡れる場面に,思わず自分も引き込まれていく。心が動き始めて前に進み出した。
最後にこの思春期の娘がどうするのかは描かれていないけれど、どんな選択になっても受け入れていけるだろうと思う。
最後に、元妻と今の妻の正反対さが面白い。この今の奥さんは可愛いけれど、全身で寄りかかってきそうなタイプ。私が男ならちょっとパスかもと思ってしまいました(笑)
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