劇場公開日 2017年8月26日

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「家族の重さ」幼な子われらに生まれ seuratさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5家族の重さ

2022年1月27日
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浅野さんの演技が見たくて観ました。
内容はなかなかに重く、苦労して頑張っている主人公に自分を思わず重ねてしまいます。
自分は経験していないからわからないけれど、連子に対する虐待事件が後を断ちませんが、そんなのは本当に一握りで、多くの方はこの家庭の様に愛情を持って育てているのだろうと思います。
それは育ての、実のに関係なくなのでしょう。
他方、新たな子どもを授かり、その家族のバランスが崩れる時、子どもは子どもなりに自分を守るための行動を起こすのでしょう。身勝手な長女の振る舞いも納得出来ます。
それらも踏まえて家族とは。
家族とは。バラバラでも、つぎはぎでも運命共同体として生きていかなければならない。
そんな重さを受け止められるだろうか。
思わず口に出てしまった、降ろした離婚しようと言う主人公の投げやりな気持ち、それを聞いてしまう妻の気持ち。
重い気持ちのまま映画は終わり、後々まで考えてしまいます。

seurat