「無性に自分の子どもに会いたくなった」幼な子われらに生まれ 桜花さんの映画レビュー(感想・評価)
無性に自分の子どもに会いたくなった
見終わった後も、あと2時間、この家族のその後を見続けていたいと思った。たぶん、それで見てもまた、2時間、見たいと思うだろうけど。そういう中毒性がこの作品にはある。
話は静かに流れていくが、ひとつひとつの出来事は、極めて重たい。いま自分に小さい子供がいるからそう感じるのだと思った。おそらく今の自分が独身で子供もいなければ、スルーしてしまった場面も多くあっただろうと感じる。
だけど、それほど泣けはしなかった。常にじわーっと心に痛みが来ている感じだった。反面、子どもたちのちょっとしたしぐさや反応なんかに、意外と笑ってしまう場面も多かった。
無性に自分の子どもに会いたくなった。
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