「身に染みる」幼な子われらに生まれ コリーさんの映画レビュー(感想・評価)
身に染みる
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観る人のバックグラウンドによって見え方が異なってくる作品かと思う。
浅野忠信の演技はやはり上手い。
長女の背景も色々考えさせられる。反抗期も重なって支離滅裂な主張をしているだけと思いきや、それだけでは無さそうな感じもする。学校生活にも馴染んで無さそうな様子で、色々な鬱憤を一番弱い立場である浅野忠信にぶつけているようにも取れる。
クドカンと再会しなかったところからも、親の離婚は正しいと考えてるようでもあり。
自分の長女と照らし合わせ、仮にあの状況になった時自分は浅野忠信のように冷静でいられるかとか考えてしまう。長女に手を上げてしまい破滅への道へ進んでしまうかもしれない。
離婚は良く無いということは分かりつつ、実際あんな夫や妻だったら別れるしかないとも思いつつ、一体何が正しいのかが分からなくなる。
こういう映画は考えるきっかけになる。何気なく生きている人生を深いものにしてくれる。
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