「【”若年性アルツハイマーの一番の薬は優しさ。”罹患した妻を自らも癌になりながら必死に支える夫の姿から学ぶこと多き作品。】」八重子のハミング NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”若年性アルツハイマーの一番の薬は優しさ。”罹患した妻を自らも癌になりながら必死に支える夫の姿から学ぶこと多き作品。】
◆感想
■私の周囲には、両親を含めアルツハイマーになった人は居ない。故に、この作品からは、様々な学びが有った。
1.元気な時でも、夫婦がお互いを思いやり、体調が悪そうなときには声掛けをして無理をさせない事。
2.万が一、連れ合いが罹患した時にも、相手の人権を尊重し、優しく接する事。けれども、自分のストレス発散の方法も決めて置く事。
3.恥ずかしがらずに、病の事を隠さない事。そして、頼れる人には遠慮なく頼る事。
■多分、アルツハイマーになった方を世話をするのは、想像を絶する大変さなのであろう。今作で描かれているように、綺麗ごとでは済まない事も多いのだろうと思う。
けれども、今作で描かれているように八重子さんと石崎誠吾さんは、教師として頑張って来たからこそ、教え子や家族そして頼もしい友人の理解があったのだろう。
アルツハイマー発症の理由は未だ完全には解明されていないし、特効薬もない。
だからこそ、普段から節度を持った生活を送る事が大切なんだろうな、と思った作品である。
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